天の戸
清見潟月はつれなき天の戸を待たでもしらむ波の上かな(新古今和歌集)、
の、
天の戸、
は、
天にあり、日や月の出入りすると想像された戸、
で、この場合、
清美ヶ関の戸への連想もあるので、「戸」は「清見潟」の縁語、
とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。
清見潟、
は、
駿河國の枕詞、
で、
現在の静岡市興津町付近の海岸…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか