楸(ひさぎ)

うばたまの夜のふけゆけば楸おふる清き河原に千鳥鳴くなり(新古今和歌集)、 楸(ひさぎ)生(お)ふる片山陰に忍びつつ吹きぬけるものを秋の夕風(仝上)、 の、 楸(ひさぎ)、 は、 キササゲ、 とも、 アカメガシワ、 ともいわれ(久保田淳訳注『新古今和歌集』)、 ともに夏に淡黄色の花が咲く落葉高木、 とあり(仝上)、 君恋ふと鳴海の浦…

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