星合の空

袖ひちてわが手にむすぶ水の面(おも)に天つ星合の空をみるかな(新古今和歌集)、 の、 ひつ、 は、 漬つ、 沾つ、 と当て、 ひたる、 濡れる、 意(広辞苑)、「ひつ」で触れたように、 室町時代まではヒツと清音、 で(岩波古語辞典)、江戸期には、 朝露うちこぼるるに、袖湿(ヒヂ)てしぼるばかりなり(雨月物語)、 と、 …

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