思ひあへず

月見れば思ひぞあへぬ山高みいづれの年の雪にかあるらむ(新古今和歌集)、 の、 思ひあへぬ、 は、 とうてい思いきれない、 と訳注があり(久保田淳訳注『新古今和歌集』)、 一声は思ひぞあへぬほととぎすたそかれ時の雲のまよひに(新古今和歌集)、 の、 思ひあへぬ、 は、 (確かに鳴いたと)思いきれない と訳注される(仝上)。 …

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