菊合(きくあわせ)
しぐれつつ枯れゆく野辺の花なれば霜の籬にいほふ色かな(新古今和歌集)、
の詞書に、
上のをのこども菊合しけるついでに、
とある、
菊合、
は、
左右に分かれて、それぞれの方の菊の優劣を競う遊び、
を言い、
歌を伴う、
とあり(久保田淳訳注『新古今和歌集』)、この歌の菊合は、
延喜十三年(913)十月十三日内裏菊合か、
とある(…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか