隙(ひま)ゆく駒

新しき年やわが身をとめ来(く)らむ隙(ひま)ゆく駒に道をまかせて(新古今和歌集)、 の、 隙ゆく駒、 は、「荘子」知北遊に、 人生天地之間、若白駒之過郤(隙)、 とあるのにより、 月日の過ぎやすく、人生の短いことを言う、 とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。 駒に道をまかせて、 は、「韓非子」説林上の、 老馬道を知る、 の…

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