色(しき)
色にのみ染めし心のくやしきをむなしと説ける法のうれしさ(小侍従)、
の、
詞書に、
心経の心をよめる、
とある、
心経、
は、
摩訶般若波羅蜜多心経(般若心経)、
をいい、
般若経の精髄を簡潔に説く、玄奘の漢訳した262字から成る本が流布する、
とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。
色、
は、仏教で、
しき、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか