六塵

濁りなき亀井の水をむすびあげて心の塵をすすぎつるかな(新古今和歌集)、 の、 亀井の水、 は、 四天王寺境内の亀井堂にある井泉、 で、 劫を経て救ふ心の深ければ亀井の水は絶ゆる世もあらじ(赤染衛門)、 と、 石の亀の像の下から霊水が湧き出る、 とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。 心の塵、 は、仏教でいう、 六塵の樂…

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