たまゆら

たまゆらの露も涙もとどまらずなき人恋ふる宿の秋風(新古今和歌集)、 の、 たまゆらの、 は、 しばしの、 の意、 「玉」の連想で、下の「露」「涙」と縁語、 とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。 たまゆら、 は、 玉響、 と当て、 玉響(たまかぎる)きのふの夕(ゆふへ)見しものを今日の朝(あした)に恋ふべきものか(万葉…

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