たまゆら
たまゆらの露も涙もとどまらずなき人恋ふる宿の秋風(新古今和歌集)、
の、
たまゆらの、
は、
しばしの、
の意、
「玉」の連想で、下の「露」「涙」と縁語、
とある(久保田淳訳注『新古今和歌集』)。
たまゆら、
は、
玉響、
と当て、
玉響(たまかぎる)きのふの夕(ゆふへ)見しものを今日の朝(あした)に恋ふべきものか(万葉…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか