ををる

絶ゆれば生(お)ふる打橋に生ひををれる川藻もぞ枯るれば生ゆるなにしかも(柿本人麻呂) の、 生ひををれる、 は、 茂り撓む意の「ををる」に完了の「り」のついた形、 で、 生い茂っている、 と訳される(伊藤博訳注『新版万葉集』)。 ををる、 は、 ら/り/る/る/れ/れ、 と活用する、自動詞ラ行四段活用で、 撓る、 生る…

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