あはに
降る雪はあはにな降りそ吉隠(よなばり)の猪養(ゐかひ)の岡の寒くあらまくに(穂積皇子)
の、
あはに、
は、
数量の多いことを言う副詞、
で(伊藤博訳注『新版万葉集』)、
多く、
たくさん、
の意であり(広辞苑)、一説に、
深く、
の意とある(デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典)。
あはに、
は、
「さわに」と同源か…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか