とゐ波

那珂(なか)の港ゆ船浮けて我が漕ぎ来れば時つ風雲居に吹くに沖見ればとゐ波立ち辺見れば白波騒く(柿本人麻呂)、 の、 とゐ波、 は、 跡位浪(とヰなみ)、 と表記され、 高くうねり立つ波、 高く盛りあがる波、 の意(広辞苑・精選版日本国語大辞典)だが、 とゐ、 は、 上二段動詞「とう」の連用形から(精選版日本国語大辞典)、 撓(た…

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