歌垣

焼津辺(やきづへ)に我が行きしかば駿河なる阿倍の市道(いちぢ)に逢ひし子らはも(春日蔵首老)、 の、 市道、 は、 市が立ち歌垣が行なわれた所、 とあり、 歌垣では群婚が許されるのが習い、 とある(伊藤博訳注『新版万葉集』)。 歌垣(うたがき)、 は、 歌場、 とも当て(岩波古語辞典)、 歌懸きの意、異性に歌を歌いかけて…

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