くぐつ
潮干(しほひ)の御津(みつ)の海女(あまめ)のくぐつ持ち玉藻(たまも)刈るらむいざ行きて見む(角麻呂)、
の、
くぐつ、
は、
莎草(くぐ)で編んだ籠の類、
とある(伊藤博訳注『新版万葉集』)。
くぐつ、
は、
裹、
と当て、
海辺に生えている莎草(くぐ)で編んだ手下げ袋(岩波古語辞典・精選版日本国語大辞典・デジタル大辞泉)、
…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか