柘(つみ)の枝

いにしへに梁(やな)打つ人のなかりせばここにもあらまし柘(つみ)の枝(えだ)はも(若宮年魚麻呂) の、 柘の枝、 は、詞書(和歌や俳句の前書きで、万葉集のように、漢文で書かれた場合、題詞(だいし)という)に、 仙柘枝(やまびめのつみのえ)の歌三首、 とあるうちの三首目で、他は、一首目が、 霰(あられ)降り吉志美(きしび)が岳(たけ)をさがしみと草取りかなわ…

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