さもらふ

淡路島磯隠(いそがく)り居ていつしかもこの夜の明けむとさもらふに寐(い)の寝(ね)かてねば(万葉集) の、 いつしかも、 は、 早く夜が明けてほしいというこころ、 とあり、 さもらふ、 は、 容子を窺って寝るに寝られずにいると、 と注釈がある(伊藤博訳注『新版万葉集』)。 「さうらふ」で触れたように、 さうらふ(候)、 …

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