しみみに

大君の敷きます国にうち日さす都しみみに里家はさはにあれどもいかさまに思ひけめかも(大伴坂上郎女) の、 しみみに、 の、 は、 しみしみの約、 とある(広辞苑・岩波古語辞典)。 しみしみ、 は、 繁繁(しみしみ)、 と当てる(大言海)ように、 茂っているさま、 の意と思われる。 しみみに、 は、 繁みに…

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