臥(こ)いまろぶ
白栲(しろたへ)に舎人よそひて和束山(わづかやま)御輿(みこし)立たしてひさかたの天(あめ)知らしぬれ臥(こ)いまろびひづち泣けども為(せ)むすべもなし(大伴家持)
の、
白栲、
は、ここでは、
白い喪服、
をいう(伊藤博訳注『新版万葉集』)。
臥(こ)いまろび、
の、
臥い、
は、
臥ゆの連用形、
で、
伏し悶え泣き濡…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか