負ひみ抱(むだ)きみ

子の泣くごとに男(をとこ)じもの負ひみ抱(むだ)きみ朝鳥(あさとり)の哭(ね)のみ泣きつつ恋ふれども験(しるし)をなみと言問(ことと)はぬものにはあれど(高橋朝臣) の、 負ひみ抱(むだ)きみ、 は、 負ぶってみたり抱いてみたりしてあやし、 と注釈があり(伊藤博訳注『新版万葉集』)、 ミ、 は、 動詞「見る」から派生した接尾語、 とする(…

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