三相(みつあひ)

我が持てる三相(みつあひ)に搓(よ)れる糸もちて付(つ)けてましもの今ぞ悔(くや)しき(安倍郎女) の、 三相、 は、 当時は双子糸(二相)が普通、 とある(伊藤博訳注『新版万葉集』)。 三相(みつあひ)、 は、 三合、 とも当て、 三つのものを一つに組み合わせること、 の意味だが(精選版日本国語大辞典)、特に、糸・縄・紐など…

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