うつたへに

神木(かむき)にも手は触るといふをうつたへに人妻といへば触れぬものかも(大伴安麻呂) の、 うつたへに、 は、 まるっきり、 ことさらに、 の意で、 打消しや反語に応じてそれを強める副詞、 とある(伊藤博訳注『新版万葉集』)。 ある一つの事だけに向かうさまにいう、 とあり、 いちずに、 むやみに、 全く、 多く、 の意…

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