雨障(あまつつ)み
雨障(あまつつ)み常する君はひさかたの昨夜(きぞ)の夜(よ)の雨に懲(こ)りにけむかも(大伴郎女)
ひさかたの雨も降らぬか雨障み君にたぐひてこの日暮らさむ(万葉集)
の、
雨障(あまつつ)み、
は、
雨を忌み嫌って家に籠ること、
とある(伊藤博訳注『新版万葉集』)。
雨障(あまつつみ)、
は、
障(つつ)む、
が、
斎(つつ)むよ…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか