言痛(こちた)み

人言(ひとごと)を繁み言痛(こちた)み逢はずありき心あるごとな思ひ我が背子(高田女王) の、 言痛(こちた)み、 は、 言痛(こちた)し+接尾語み、 と思われ、 (人の噂が)激しくうるさくて仕方がないので、 と訳注される(伊藤博訳注『新版万葉集』)。 人言(ひとごと)をしげみ言痛みおのが世にいまだ渡らぬ朝川渡る(但馬皇女) とも詠われ、 …

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