か(醸)む
君がため醸(か)みし待酒(まちざけ)安(やす)の野にひとりや飲まむ友なしにして(大宰帥大伴卿)
の、
かむ、
は、
醸造する、
意とある(伊藤博訳注『新版万葉集』)。
か(醸)む、
は、
醸す、
の古語(岩波古語辞典)で、
「噛む」と同語源。酒は、古く、生米をかんで唾液とともに吐き出し、発酵させて造ったところから(デジタル大辞泉)、…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか