貫簀(ぬきす)

古人(ふるひと)のたまへしめたる吉備の酒病(や)まばすべなし貫簀(ぬきす)賜(たば)らむ(丹生女王) の、 貫簀、 は、 洗い桶に敷く簀の子、 とある(伊藤博訳注『新版万葉集』)。 (糸で)丸くけずった竹を編んだ簀、手洗いの水が飛び散ったり、自分に掛からないように、洗盤や角盥(つのだらひ)などにかけるもの、 である(岩波古語辞典・大言海・精選版日本国…

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