貫簀(ぬきす)
古人(ふるひと)のたまへしめたる吉備の酒病(や)まばすべなし貫簀(ぬきす)賜(たば)らむ(丹生女王)
の、
貫簀、
は、
洗い桶に敷く簀の子、
とある(伊藤博訳注『新版万葉集』)。
(糸で)丸くけずった竹を編んだ簀、手洗いの水が飛び散ったり、自分に掛からないように、洗盤や角盥(つのだらひ)などにかけるもの、
である(岩波古語辞典・大言海・精選版日本国…
生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか