まそ鏡

まそ鏡見飽かぬ君に後(おく)れてや朝夕(あしたゆうへ)にさびつつ居(を)らむ(沙弥満誓) の、 まそ鏡、 は、 「見」の枕詞、 とある(伊藤博訳注『新版万葉集』)。 ます鏡、 で触れたように、 ます鏡、 は、 真澄の鏡、 の意で、 澄みきって、ものがよく映る、 で(高田祐彦訳注『新版古今和歌集』)、 真澄鏡、…

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