山橘(やまたちばな)

あしひきの山橘(やまたちばな)の色に出でよ語らひ継ぎて逢ふこともあらむ(春日王) の、 山橘、 は、 やぶこうじ、 とあり、 上二句は序、「色に出づ」を起こす、 とある(伊藤博訳注『新版万葉集』)。 序、 は、 あることばを導き出すためにその前に置く修飾のことば、 で、 序詞、 ともいう(精選版日本国語大辞典)。 …

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