たまきはる

直(ただに)逢ひて見てばのみこそたまきはる命に向(むか)ふ我(あ)が恋やまめ(中臣郎女) の、 命に向ふ、 は、 命を的にする、 命がけの、 の意とある(伊藤博訳注『新版万葉集』)。 たまきはる、 は、 魂極る、 玉極る、 霊極る、 魂剋る、 玉きはる、 魂きはる、 などと当て(岩波古語辞典・精選版日本国語大辞典・大言海)、こ…

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