しくしく

春日野に朝居(ゐ)る雲のしくしくに我(あ)れは恋ひ増す月に日に異(け)に(大伴像(かた)見) 春雨のしくしく降るに高円(たかまど)の山の桜はいかにかあるらむ(河辺東人) の、 しくしく、 は、 しきりに、 の意で、 上二句は序、しくしくを起こす、 とあり、 月に日に異(け)に、 は、 月日が経つにつれてだんだんと、 と訳され…

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