はつはつに

はつはつに人を相見ていかにあらむいづれの日にかまた外(よそ)に見む(河内百枝娘子) この山の黄葉(もみぢ)の下(した)の花を我(わ)れはつはつに見てなほ恋ひにけり(万葉集) の、 はつはつに、 は、 ちらりと、 とある(伊藤博訳注『新版万葉集』)。 はつはつ、 は、 はつか、 はつ(初)、 と同根、 とあり(岩波古語辞典・精選版…

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