心ぐし

春日山霞たなびき心ぐく照れる月夜(つくよ)にひとりかも寝む(坂上大嬢) の、 心ぐし、 は、 うっとうしく、 と訳す(伊藤博訳注『新版万葉集』)。 心ぐし、 は、 (く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ、 の、 形容詞ク活用、 で、 気分がはっきりしない、 心が晴れずうっとうしい、 心がせつなく苦しい、 …

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