2013年01月08日
チェックリストをつくる~考えられる4つのパターン
チェックリストには,いろんなタイプがある。学問的なものでないという前提だが,いいままで,いろいろ試しに作ってみたのが,
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/prod063.htm
ここにある。この程度のものは,そんなにつくることは難しくない。というか,こういうものをコツコツ作り上げていくのが大好きなのだ。管見によればだが,チェックリストは,おおよそ4つのタイプに分かれるように思う。
第一は,いわゆる,チェックして総数を数えて,全体の傾向や,自分の特徴をつかんでいくタイプ。これが一番多いし,バリエーションが出しやすい。
例えば,コミュニケーション力では,
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/prod06394.htm
リーダーシップでは,
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/prod0630.htm
アイデア力では,
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/prod0639.htm
というようなものが作れる。要は,気になる項目をリストアップしていけばいい。思いつくままでもいいし,そういうたぐいの本を取り出して,必要なチェック項目になりそうなものをリストアップしていけばいい。
例えば,良寛に,「戒語」というのがある。
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/prod065.htm
これは,何種類もある戒語を集めて,整理しただけだ。それでも,人との付き合いでの嫌なコトリストになっている。これなどは,良寛が,ただ無作為に,思いつくまま嫌われるリスト(嫌いな振る舞いリスト)を列挙しただけのものだ。これも,全体の過不足を見ながら,洗練すれば,きちんとした「人に嫌われない付き合い方リスト」にできる。
第二は,傾向や必要項目をリストアップするもの。
コミュニケーションタブーをリストアップするか,
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/prod064.htm
前に挙げたが,コミュニケーション力として必要なものを,俯瞰して,聞く力,伝える力,自己開示力,感情コントロール力,人と関わる力,モニタリング力といったように整理してみると,もっともらしくなる。
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/prod06394.htm
あるいは,オズボーンのチェックリストに代表される,いわゆる発想チェックリストもこれにはいる。
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/prod0831.htm
この場合は,ただリストを上げただけではなく,発想に寄与する項目をリストしなくてはならないので,何でもいいというわけにはいかないが,5W1Hのように通常使われているものなども,経験則から絞られたとみることができる。
第三は,専門の心理テストほどにトライや結果を厳選していないが,ある程度の傾向値が出せるもの。エゴグラムも,正式なものではないが,つくろうと思えば作れる。ただし,学問的ではないので,目安程度のものだ。
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/prod06422.htm
第四は,マネジメント力とか管理能力のような,もう少し全体像を見ようとするもの。
例えば,管理能力全体を行動レベルに落として,チェックリスト化したものとしては,
管理者の行動分析例を取れば,「チーム方針策定」「メンバーの目標統合」「仕事の進捗管理」「リーダーシップ強化」「活力ある職場づくりのマネジメント」「業務を通しての部下指導」と,管理場面に応じて作っていくことになる。
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/prod0622.htm
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/prod06220.htm
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/prod06221.htm
あるいは,管理者の部下指導力に特化してチェックリスト化しようとすると,管理者の日常行動,マネジメントスタイルそのものが,部下への仕事の価値観,業務遂行で何を重視するかを教えていくことになる。その面から,管理行動をチェックしてみると,あらゆる機会が部下指導につながるはずである,という仮説のものとに,チェックリスト化を試みている。管理者の行動分析例の部下育成側面だけにピンポイント化したいると言える。
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/view56.htm
こういうと,口幅ったいが,どんなものでも,とりあえずチェックリストはできるが,
① まずは,目的を限定すること。たとえば,コーチングスキルというように。
② 次は,それに必要なアクション,あるいはマインド,あるいは姿勢,身構え等々をブレークダウンする。この場合,たとえば,何か目安になるものがあると,漏れを見つけやすい。5W1H,ヒトモノカネ,あるいはPDCA等々。
③ 最後は,それを整理して必要なものにし,仕えるかどうかは,試してみる期間がいるだろう。
以下は,発想力アップのためのマイ・チェックリストづくりの手順を書いたものだが,これは他にも応用できるはずである。
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/view40.htm
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/view41.htm
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/view42.htm
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/view43.htm
本当は,目的によって違うが,発想という観点なら,2つか3つが使いやすいチェックリストだと思う。そのあたりも,目的から最小限のものをつくることがベストだ。
自分は,対,ということと,目的対比を念頭に置く。どつぼにはまっているときは,選択肢を失っている。その時の救いの「藁しべ」のつもりだ。
今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm
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