2013年03月26日
コーチでいることを手放す
先だっての土日連続して,ワークショップに出た。土曜日は,コーチング・フェローズというコーチング・セッション会に出た。その日が100回記念ということで,いつもの平日ではなく,土曜日の午後に開催された。
フェローズでは,参加者は3人一組(コーチ役・クライアント役・オブザーバー)になって,ただコーチング・セッションをしまくる。コーチング・セッション終了後,そのつど3人で意見交換やフィードバックの時間を持ち,役割を交代して一巡する,というのが基本型。いってみれば,ひたすら相互でコーチング・セッションをし,その振り返りをするだけの会だ。
僕は,確か,フェローズの案内にあった(何を見たのかよく覚えていないが)
・コーチングを習ったけど、気軽に実践する機会がないなぁ…
・このままだと、せっかく勉強したコーチング・スキルを忘れてしまいそう。
・コーチングって言葉は耳にするけど、実際どんなものかよくわからない。
・コーチング未経験の方や、初めての相手にコーチングをやってみたい…。
・知らないコーチの新鮮な視点でコーチングを受けてみたい…。
・ご友人・お知り合いにコーチングに触れてもらいたい…。
にあった,「コーチングを習ったけど、気軽に実践する機会がないなぁ…」という文句につられて,メールを出し,参加させていただいた。もう5,6年前になる。その日,よほど緊張し,しかも圧倒的な刺激を脳が受けたらしく(中心メンバーがCTI系で国際資格を持っている方々ということもあるが),今まで経験したことのないむちゃくちゃ刺激的な(内容ははばかるが)夢を見た。その驚愕の夢体験が,フェローズで体験の新鮮さを,僕に強烈に記憶させている。脳は,処理しきれない刺激に煩悶し,悶絶して処理していたらしいのだ。
ここで自分が得ているのは,断続的に経験している自分のコーチングを,ただこの場であった人と,そのとき,いまのコーチングをどれだけ実践できるかという自分自身へのトライと位置づけている。まさに,Dance in the momentの「the」を体験しようとしている。
実のところは,初めは,ただコーチングの経験をいっぱいするといった程度に考えて,正直,出来るだけうまくなりたい,うまくコーチングしたい,そういう意識が強くあった。しかし,いつのころからか,これはいま受けているコーチングと関係があることは,前にブログに書いたが,
http://blogs.dion.ne.jp/ppnet/archives/11127960.html
そういう気持ちがゼロではないけれども,薄れてしまった。いまあるのは,
その時,その場で,その人とともに,
どこへ行くかは,そのひとまかせで,
行先も,目標も,コースも,歩き方も,
相手にゆだねて,
Dance in this moment
という心境なのである…が,この間の,フィードバックでは,
「コーチが好き先の目当てがあるように見える」
「コーチが先へ先へと急いでいて,あわてて,またクライアントのところへ戻ってきている感じ」
「クライアントのペースよりもせっかちに前へ前へと引っ張っている」
と,とても,コーチの考えていることとやっているコーチングのギャップがあり,思いが強すぎて,風にならず,突風になっていると受け止めた。まだまだァ……。
ただ,主観的には,その時,その場で,クライアントと共に,クライアントの語りだす世界に一緒にいて,Dance in this momentを,心掛けるているつもりなのである。
しかしまだ自分を手放し切れず,せっかちで,せき込んで,クライアントに迫っているらしい。
まだまだ自分を抜けきっていないどころか,自分というものを手放せず,無意識に何かを解決しようとしているのかもしれない。
目指すべきは,クライアントの,
語っている世界を細大漏らさず語り尽くしてもらう
語っている世界に何を見ているのかを見尽くしてもらう
語っている世界の意味と価値をあらわにし尽くしてもらう
語っている世界そのものの未来をのぞき尽くしてもらう
語っている世界をリアルに描き切ってもらう
そうして語られた世界の奥行きと幅と,さらに時間軸が伸ばせるだけ伸ばせれば,おのずとクライアント自身に見えてくるものがあるはずだ。だから,仮に問題が出たり,達成したい目標から始まったとしても,それを置き去りにして,クライアントの求めている世界を,探している世界を語り尽くすことで,それはいつの間にか問題でも目標でもなくなるかもしれない。
その時,自分はただクライアントにはっきりしていないものをはっきりする,ぼんやりしているものをクリアにする,見通しの見えない視界をひらく,そのために一緒にいる。
僕はその時自分ですらない。自分がどんな拘泥することや鬱屈があったとしても,それはおのれのそれで,クライアントにとっては何の関係もない。
そういう自分であるために,ひたすら自分を消す,ひたすら風になる,目になる,場になる。それがコーチとしての自分でいることなのではないか,という問題意識を強く持ち続けている。それは,自分を解放し,自分という境界線を溶かして,そのコーチングの場に溶け込んでしまう。
フェローズのミッションは,
コーチの普及と実践を通じ、一人ひとりが充実した人生を送ることのできる社会の実現に貢献する。
である。それは,コーチを受けてみることで,あるいはコーチになることで身をもって体感してもらうと受け止めている。とすれば,クライアントとして自分の中に何かが見えることが,ここにこなければ,気づくのが遅れたかもしれない何らかの発見を,ここで得ることを通して,コーチというものの値打ちを知ってもらえればいいのではないか。そういう受け止めをしている。
だから,フィードバックは結構厳しめに,「こうしたらもっといい」という視点からくる。
それが,自分のコーチングのその後を左右することも少なくない。いま自分というものを消す課題が,また見えている。
まだ風になれていない自分をどう手放すか,
いやいや,まだコーチでいるらしいのだ。
それを手放して,コーチという風ではなく,
ただの風になる。
今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm
#コーチング・フェローズ
#Dance in this moment
#Dance in the moment
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