2013年04月06日

自分が自分である所以(ゆえん)


先日,「女流漫画家,渡邊治四(ワタナベジョン)先生から学ぶ,キャリアアップの為に必要なこと」というトークライブに参加した。

http://www.facebook.com/home.php#!/events/114482968736329/

自ら「ビジネス漫画」という領域を立ち上げ,企業トップを主人公にした漫画を作成したり,『マンガで入門!会社の数字が面白いほどわかる本』を出版したりしている方のだ。

漫画家を志し,少女マンガのアシスタントをして,自分は少女マンガに向いていないと気づき,ビジネス世界へ転身し,起業したお兄さんの会社を手伝って,内部管理を担い,「お金の流れがわかって,社会の動きがわかった」という。そこで,自分では当たり前にやっていることが,周囲や取引先から評価され,「この程度でいいのか」と気づく。

言い方は悪いが,ビジネスの世界へ転身した時は,ただ言われていたことをやっていたにすぎない。「問いに答える」だけの仕事,しかし,「自分で問いも出したい」と思うようになった,というのは,こうした自分の自分たる所以に気づくことから始まる,というのを感じた。この点については,

http://blogs.dion.ne.jp/ppnet/archives/11143128.html

で触れたが,その人にとっての当り前は,他の人にとった当たり前ではない。そういう場合,大概「違うところ」に焦点を当てられ,ダメ出しをされ,批判される。しかし,そこを「できている」と評価されるか,「そういう人なんだね」と承認されるだけで,その違っているところが,自分の自分たる所以と思える。自分の見え方が変わることで,自分の見方が変わる。

自分に気づくとか自分を発見するというのは,こういうきっかけを,自分で自覚できるかどうかなのかもしれない。その点は,高1から漫画家を志したのが,効いているのかもしれない,という。もともと組織の中で仕事をしていないので,誰かに頼れず自分一人で考える「自己責任志向」であり,漫画を描く時,ストーリーを全体像から考える,俯瞰目線があり,「役者が自分の演技を点から見る目をもつ」ような視点をもっていたことが,自分に気づきやすかったのかもしれない。

自分の持っている自分が自分である所以は,今回のテーマである。「想像力」「創造力」についても,波及することだ。

多くの人は,自分に想像力がない,創造力がないということをいうことが多いが,どんな人にも想像力があり,創造力がある。そのことを気づくきっかけさえあれば,自分の見え方が変わる。人は,どんな人もそれ自体でユニークであり,そのユニークさで考えることは,それ自体想像的で,創造力になっている。

「想像力」や「創造力」とは特別なものだと考えるのではなく,自分の中で,(他と比べて)「できていないこと」ではなく,「できていること」に目を向けることで,それに気づけるのではないか。

想像力,イメージはどんな人でも描く。想像と妄想との区別はない。空想と想像の区別もない。自分が空想したり,妄想したことは,それ自体がたぶん,丸めて言語化しなければ,微妙な差異をもっている。丸めれば,みな同じになるが,丸めきれないものがあるはずで,そこにその人しかない何かがある。人と違う,ニュアンス,色合い,薫り,雰囲気をもっている。そこに着目すれば,全ての人が,自分の想像力でいいと気づける。

創造力は,その思いやイメージを,どう現実化するかだ。絵にするのか,言葉にするのか,画像にするのか,映像にするのか,カタチにするのか,モノにするのか等々。そこには,少しテクニックがいる。どういう形で表現するのか,表出するのかの工夫が,創造力だ。もちろん巧拙はある。しかし,カタチにするのに遠慮はいらない。しかも,いまやそれを公開するための手段は無数にある。そうやって,出来ることをやってみることで,自分の自分である所以を見つけ,強化し,発展させていくことができる。

渡邊治四さんは,

想像力(イメージ)→創造力(プロダクト)
想像力(内)→創造力(外)

 という。「→」を「作業」と呼ばれた。ある役者が,「役をつくる時,フックを掛ける」といった例を出されたが,特徴あるほどフックが掛けやすく,特徴がないほどフックが掛けにくい,と。要は,そうやって,現実化するプロセスで,「他の人にも受け入れやすくする」。そこでは,その人の持っている「ルーツ」が問われる。「Jポップ止まりかクラシックまでか」といった,その人のソース(源泉),昔風に言うと,素養が問われる,と。

そこにはいささか異論がある。いろんな素養は知っているに如くはない。しかしそんなことは,後からいくらでも仕入れられる。大事なのは,自分が自分である所以,を掘り下げることだ。そこにしかリソースはなく,そこにしか,自分の独自性はない。

その切り口というか,目線というか,他の誰もが着目しない独自の視線と視点が必要だ。それがあれば,知識レベルなどいくらでも収集し,整理できる。自分が何でも知っているレベルなどは高が知れているのだから。他の人が同じものを見ていても,自分は違う目線で見る,そのわずかな独自性を,炙り出し,顕在化し,強化すること,それに尽きる。その違いは,ほんの些細なものだ。微妙なものだ。だからこそ,出来ないことではなく,出来ていることに着目すべきなのだ。

それに気づく機会は,テクニックを学ぶプロセスで気づくこともあるし,自分の知らない何かを学んでいる時に気づくこともある,知らない人に出会うことで気づくこともある。いずれにしろ,どうも,いまの自分を超えなくてはならないときがそのチャンスのような気がする。ぎりぎり一杯まで,自分を引き伸ばさざるをえない時がいい。その一瞬,今までの自分を置き去りにしている。そのとき,自分がメタ化できる。でも,その時一瞬だけのような気がする。

でも,その機会は,注意すれば何度もある。全ての人は自分が自分である所以に気づける機会が与えられている,と思う。


今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm



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#ビジネス漫画
posted by Toshi at 06:00| Comment(2) | 成長欲求 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日は~^^またブログ覗かせていただきました。よろしくお願いします。
Posted by フェラガモ 公式 サイト at 2013年07月27日 04:44
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Posted by katespade マザーズバッグ at 2013年09月03日 06:12
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