2013年05月22日

望む場


いつも引用して恐縮だが,龍村仁の,ガイアシンフォニー第三番で,

人生とは,なにかを計画している時に起こってしまう別の出来事のことをいう。結果が最初の思惑通りにならなくても,…最後に意味をもつのは,結果ではなく,過ごしてしまったかけがえのないその時間である。

と言っているのを紹介していた。この言葉の,「過ごしてしまったかけがえのない時間」と言える時間をすごせることが,場に参加する意味だ。そこでは,参加することで単なる自己確認ではなく,さらなる成長と自己拡張をするきっかけを見つける場でなくてはならない。もっと言うと,自分ののびしろを目いっぱい引き伸ばす場,ということになる。

それには,

①場そのものが自立している
②場そのものが独自の価値をもっている
③場そのものの中で新たな自分を発見できる
④場そのものも成長している
⑤場そのものが呼吸し,生きている
⑥場そのものが個性を持っている
⑦場の存在そのものがオリジナリティをもっている
⑧場そのものが自己主張している
⑨場がフラクタルでランダムな予測不能なエネルギーを持っている
⑩場そのものが場を生む力をもっている
⑪場では一人一人が自由で開かれていること
⑫場の中で切磋琢磨しあえる刺激に満ちている

等々がいる。場については,

http://blogs.dion.ne.jp/ppnet/archives/11007605.html

でも触れたし,

http://blogs.dion.ne.jp/ppnet/archives/11007605.html

でも書いたが,『U理論』に,こうあった。そういう『場を保持する』ために,その場で必要なのは,場を保持するための,三つの聞く力だという。

第一は,無条件に立ち会うこと。
「立ち会うこと,つまりここで話している保持することの特質は,個人がサークルの源(ソース)と同一化することです。」
「一人ひとりの何かを見る目,感じる心,聴く耳が,もう個人のものではなくなるのです。ですから,予測を状況に重ねてみることはほとんどありません。生命がその瞬間に起こすことに対して自分たちを開くこと以外の意図はほとんどありません。ただ感受性があるだけで,何の企てやもくろみもありません。判断をせず,ありのままを祝福して受け入れる精神だけです。」

第二は,無条件の愛で水平に開くこと。
「部屋のエネルギーの焦点は頭から心臓のあたりに降りてきます。というのは,ふつうその入り口は誰かの心が本当に開いたときに,そしてもちろん領域の存在が感じとられたときに生じるからです。エネルギーの場は降りていくほかないのです。」
「個人的ではない愛には祝福があります。その愛は個人を超越しているということです。個人の人格は関係ありません。私たちは集団としてこの個人を超越した場のレベルを,ただ保持できているだけだと私は思っています。」

第三は,どこ注意を向けるか。
「私たちには真の自己を見るという合意があります。私たちの中の誰かがどんなことをしようと,ほかのひとはその人がしくじったとは考えません。そういう風には考えないと決めているのです。その行為の意図は本来の自己にあるのです。人のためにしてあげられるもっとも素晴らしいことの一つは,その人の本来の自己を見つめることです。私がそれを見ることを通して,その人はもっとも自分自身を生きられるようになる。」

前にも触れたが,

http://blogs.dion.ne.jp/ppnet/archives/11189806.html

清水さんの卵モデルでは,割った卵同士の,白身と白身の混じり合うところが場だ。

その場の中で,自分を開き,他者とドッキングし,その中で一体化することを通して,自分の中に埋もれていた何かがあふれて出ていく。その経験を通して,場から出た時,自分が大きな変化の種を手に入れている。そういう場の生成プロセスがあるといいと思う。いわば,昔の若者宿のような,成長のステップとなるようなプロセス,しかし次に集まると,また次のステップへと飛躍していける,そういう場でなくてはならない。

いったん自分を解体し,そして再構成するために,その場で,徹底的に自己を融解し,再組成する,というと大袈裟か,しかしそういう「るつぼ」のような場がいい。

そこでは,緊張した個と個が,ぶつかり合い,溶けあい,解体し,そして,新たな自己を生まれ直して,出ていく。そういう場でありたい。

確かに,混じるのは白身だが,そうしたプロセスの中で,コアの黄身もまた,その過程で微妙に変わっていく。そのことで,白身も変わり,接点としての場もまた変わっていく。

そこに参加するものは,真剣に自己成長を望み,他のメンバーの成長を助けるに値する刺激のある,価値ある自分でなくてはならない。場の外での自己研鑽と自己成長が不可欠になる。

ま,しかしそういう緊張した個のぶつかり合いを通して,のびしろを極限まで引っ張り,成長する場を望む同士を見つけるのは難しいし,ましてこの歳では,と半ばあきらめている。

で,次善の方法として,いままでであったことのない白身と,真新しく遭遇する機会をいっぱいつくることで,自分にとってのチャレンジを続けてみることだ。


参考文献;
清水博『場の思想』(東京大学出版会)

今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm



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posted by Toshi at 06:47| Comment(5) | 場の理論 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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