2013年08月10日
こころの中の宝地図
宝地図で著名な,望月俊孝氏の講演を聞く機会を得た。
僕自身は,望月俊孝氏のことも,宝地図のことも,全く知らなかったので,最初は勘違いしていて,誰もが心に宝地図をもっているというイメージで話を聞いていたが,確かにそういう側面がなくはないが,自分が求めている宝島を,視覚的に表現し,イチローの写真を憧れで貼るのではなく,それが実現できた状態として,自分の写真とともに,どういうのだろう,コラージュのように表現する。どうやら,この未来の実現状態を,それを喜ぶ自分や家族,仲間とともに,ビジュアルに表現する。それを指しているもののようである。
書籍を買いそびれたので,あくまで僕の受け止めた限りでだが,以下に少し感想をまとめてみたい。
とっさに思い出したのは,龍村仁氏のガイアシンフォニー第三番で紹介されていた,ナイノア・トンプソンの話だ。
彼はハワイからタヒチへの五千キロの海を,遠い言い伝えの歌で,ハワイの祖先がタヒチから,星を頼りにハワイに来たという伝説を実証するように,羅針盤・磁石を使わず,星や風を頼りに古代の伝統カヌーで渡った。
ナイノアは,その航海のために,南太平洋の伝統航海の達人に教えを乞う。その達人は,夜眠っていても,船べりに打ち寄せる波の動きを身体が記憶していて,それでカヌーの向かっている方向が,正確に把握できる能力を持つ。その達人から,星の読み方,雲,波,風の意味を克明に教わる。
そして最終日,達人は,オアフ島の最南端の崖から,星空を見ながら,こう尋ねた。
「今,お前の目にタヒチは見えているか」
と。ナイノアは,しばらく考えて,
「見えます」
と答える。正直に言えば,「見えません」だが,あえてナイノアは,そう答える。「心のなかで島が見えます」という意味であった。それに対して,達人は,
「それでいい。その島を決して見失うな。その島を見失ったとき,お前は現実の航海で島を見失うことになる。」
そして自分は自然の読み方を教えたが,自然はその通りには現れない。時々刻々変化する姿向こうには,見えない自然の摂理がある。その目に見えない摂理を見つけることこそがお前の役目だ。そして,
「人間は一人一人皆違う。私には私の見つけ方があり,お前にはお前の見つけ方がある。それは誰にも教えられない。自分で見つけなければならない。たとえそれがどんなに辛く孤独な道でも,自分一人で旅を続けるしかない。その途上で一番大切なのが心の中の島だ。島は必ず見えるという信念,これこそが,現実の旅の途上で,未知に迷わないために最も大切なことだ。」
という。それが最後の授業となる。
旅を人生に置き換えれば,宝地図は,心の中の島そのものだろう。
望月氏は,こういう。
豊かさとは,やりたいことを,やりたいときに,できる才能,
そのために必要なのは,セルフイメージを挙げることだという。
人は,無意識に決めているセルフイメージで自分の人生を決めている。心の中の島を見失っているというよりは,そもそも,
そんなことは不可能,
そんなことは出来っこない,
そう自分で言っているのに違いない。言葉がイメージを左右し,イメージが自分の感情を左右する。それなら,言葉からプラスに変えることだ。
マインドセット
を,
やればできる,
とするか,
やっても無理とするか,
でスタートが変わる。ある意味,言い古されたことかもしれないが,自分を信じないことには,一歩は始まらない。
参考文献;
龍村仁『ガイアシンフォニー第三番』
キャロル・S・ドゥエック『「やればできる!」の研究』(草思社)
今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm
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