2013年09月02日
コーチ・ドック
先日コーチAのインタラクティブ・トレーニング「コーチ・ドック」(講師;川本恵コーチ)に参加した。
コーチ・ドックの趣旨は,
自分の健康状態を点検するために人間ドックがあるように、コーチが自分の状態を点検するための「コーチ・ドック」があったとしたら、どんな点検項目があると役に立つでしょうか。
時にはコーチが自分の状態を「止まってみる」体験を持つことも大切です。
例えば
「必要な時にリラックスできる能力」
「発想の柔軟性」
「ものごとを感受する能力」
「感受したことを言葉で表現する能力」
「ユーモアのセンス」など、
様々な項目に分けて自分自身を振り返ることは、コーチングの質を上げることにも繋がります。
ということで,コーチが,いまどういう状態でいるのか,コーチ自身のあり方に焦点を当てたトレーニングになった。つまり,コーチング・ドックではなく,コーチ・ドックである。
この前提は,コーチングの3つの前提で言う,
1.人はそれぞれ全く違う思考方法をもっている
2.コーチ-クライアント関係は相手の「自分で考える」環境を提供する(だけである)
3.相手から学ぶ姿勢でいる。お互いをパートナーとして尊重する
の「環境づくり」がどうすればできるか,という視点から,自分のあり方を再点検しようとする。
(クライアントの考える)環境づくりには,当然ながら,コーチは,
・ニュートラルであること
・よく聴き取ること
が必要なのは言うまでもないが,その上で,環境を整えるには,
1.コーチ-クライアント関係は自分の感じたこと(感覚,感情)を言語化できること
当然そのためには,自分の感情,感覚に敏感で,自分の感受したことを,止まってみて,言語化(Iメッセージでフィードバック)できること(自己開示)が求められる。
2.どんな深刻な話題でも,深刻にならない軽やかさ,ユーモアがあること
当然それには,コーチが軽やかであることが必要で,軽やかさは,メタポジションにいる視点が必要になる。その自由さが,発想しやすい雰囲気になる。
3.リラックスできること
コーチ自身がリラックスできること,あるいは自分の緊張に気づけ,相手の緊張を察知できること。
こんな前提で,まずは,実習の1は,体内の感覚をまさぐり,ついで,音,視界に入るものを言語化するワークをしたが,どうも,われわれは丸める傾向が強い。丸めた抽象度の高い言語ではなく,個別具体的に,一つ一つを丁寧に言語化してみる。いつもき丸めていたレベルの体内感覚(体感覚,触覚)や聴覚や視覚の視野が,一様ではなく,ごつごつした,あるいは隙間のあるものとして感受できる。その感受性が,相手へフィードバックしたとき,相手にも,一様の抽象レベルではなく,個別具体的なごつごつした感受を引き起こすのではないか。
こちらの感受性のレベルで,相手も対応する。そこを意識すると,細かければ細かほど,感覚や感情の襞が見えてくるのではないか。もっとも僕自身は苦手で,言語的に要約してしまう傾向が強い。せめて,より具体的な言語化を心掛けてみよう。
実習の2は,フィードバックのフィードバックをした。例えばロールプレイ・セッションで,クライアント役が自分のテーマを語る。それを聞いたコーチ役は,
見えてくること,
聞こえてくること,
それに応じて自分の中で起こったこと(感情,思い,感覚),
を,「私には,~と聞こえます(見えます)」とフィードバックする。
クライアント役は,そのフィードバックを聞いて,同じようにどんなことが自分の中に起きたかを,返す。
更に,コーチ役からのフィードバックに,コーチ役の,どういう特徴を見たか,聞き分けたか,を返す。
つまり,たぶんコーチのフィードバックがクライアントに引き起こす何か(イエス,ノー,逆提案)だけでなく,そのフィードバックを通して,コーチをどうみたか,もっと突っ込むと値踏みするか,があるということなのだ。
コーチ-クライアント関係の持っている相互性,あるいは循環性というべきか,そういう関係性に踏み込むことになる。
僕自身は,ここで,「軽やか」という評をいただいたが,大事なのは,徹底した自己開示なのではないか,わからないことも含め,自分自身がその場でどういう対応をしているかを開いていること,そのことが,コーチという存在をクライアントに開示していることにつながる,と思う。それが,クライアントの自己開示を可能にする,というかその安心を醸成する。
がしかし,それだけだったら,コーチ-クライアント関係のなかに,コーチが紛れ込んでしまう。もう一つ,コーチ-クライアント関係そのものをメタ化する,メタポジションに立つ位置を,もうひとりの自分を持つ必要がある。
コーチングはダンスである.自分を見る,相手を見る,そして二人の間の空間を見る
ということを川本さんは言われたが,CTIでも,
Dance in this moment(Dance in the moment)
という。僕は,これを,
その時,
その場で,
その人とともに,
どこへ行くかは,そのひとまかせで,
行先も,目標も,コースも,歩き方も,
相手にゆだねて,
と言い換えている…。
更に,実習の4は,クライアント役がテーマを話し,その話したことに,コーチ役が,「私には,~と見えます」と,Iメッセージで,クライアントの強み,長けているところを伝える。さらに,その強みをもっともっと発揮するのを妨げているものを伝える。
ここで感じたのは,単に直感的にフィードバックすることで完了するのではなく,そのことを伝えることでクライアントに起きる反応を見ながら,それができていないのは,とそれを止めているものを,口に出すかどうかは別に,キャッチする感受性がいるのだと受け止めた。
不思議だが,クライアントが止めているものが見えた気がする。それが正鵠を射ているかどうかは別で,クライアントに一石を投じていく,その波紋がクライアントに反応を起こす,そこを見逃さない,聞き逃さない,ということが大事なのだと思う。
その際,クライアント役は,「正直に言ってくれてどうもありがとう」と返すということになっていたが,僕も,その時の相方も,しっくりこなかった。自然な,ありがとう,あるいはありがとうございます,でいい気がする。それが社交辞令かどうかは,聴けばわかる。その分かったことが,次のクライアントへのフィードバックにつながるのではないか。
こう見ると,戦略という言葉が,軽薄に見える。その一瞬一瞬のクライアントの変化の中に,すべての答えがある。
クライアントの求めていることも,
クライアントの行きたい方向も,
クライアントのエネルギーも,
クライアントの感情も思いも,
クライアントのリソースも。
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この記事へのコメント
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