意志
早起き賊あるいは早起きについては,すでに触れたことがある。
http://blogs.dion.ne.jp/ppnet/archives/11286743.html
http://blogs.dion.ne.jp/ppnet/archives/11240473.html
その第12回に参加してきた。
https://www.facebook.com/events/224270651060516/?ref_newsfeed_story_type=regular
例によって,アジェンダから…。
・早起きのビジネス上の価値
・寒い時の有効な起床方法
・目覚めのタイミング
・夜更かしはネガティブ思考というがでは,早起きはポジティブ思考か
・何時に寝ると調子がいいのか
不思議なことに,夜更かしは別に意志とか工夫をしなくても,だらだらとなんとなくでも夜更かしできる。しかし,このアジェンダを見ても,早起きしようとするには意志と工夫がいるように見える。
今回は一つ一つ結論を出してみたが,
寝るゴールデンタイムは10~2時と考えられるが,おおよその合意は,もちろん個人差はあるが,
3ないし4時間~6ないし7時間
の睡眠時間がベスト。それより多くては,体も重いし,頭も働きだすのにタイムラグがある,という意見でまとまった。
睡眠の脳波の一番深いところから,あがってきた上がりっぱな,そのタイミングで目覚めると,すっきりした1日が始まる。逆に,そこからだらだらと寝ると,浅い眠りが続き,その意味では寝足り感のない,無駄な眠りではないか,ということになった。
レム(Rapid eye movement)睡眠中は,身体は眠っているのに,脳が活動している。急速眼球運動のほか身体はほとんど動かないが,脳波はシータ波が優勢で覚醒時と同様の振幅を示す。外見的には寝ているのに,脳は覚醒状態にある。入眠時にはまずノンレム睡眠が現れ,続いて約1時間から2時間ほどでレム睡眠に移る。以後,ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に現れ,レム睡眠はほぼ90分おきに20 - 30分続く。一晩の睡眠では4 - 5回のレム睡眠が現れる。
夢を見るのはレム睡眠中であることが多い,とされる。
その意味では,ノンレム睡眠,レム睡眠の波をどううまく眠りの質として使うかが,コントロールは難しいが,目覚めのすっきり感とつながる感じなのである。
ただたまたま目覚めた時が,深い眠りの上っぱなならいいが,逆に,深い眠りへの降りっぱなだとすると,ちょっとつらい,ということになる。
こう見ると,早く起きるために,
あるいは早く起きるだけでなく,目覚めと同時に頭も体も活発になるためには,どういう眠りにしたらいいのか,
どれだけ寝たらいいのか,
どうしたら眠りの質を担保できるのか,
等々の工夫を体験的にし続けているのが,早起き派ということになる。
その意味で,何度も言うのは気が引けるが,早起きは意志であり,そういうライフスタイルを採っている,ということなのだ。
早起きの効用は一杯あるが,岡潔が,
タテヨコナナメ十文字,
考えに考えて,
考え詰めて,
それでもだめなら寝てしまえ,
といったように,トンネルビジョン状態に陥った発想のどん詰まりを,
リセット
してくれる効果がある。それは,いわば,自分の状態に一定の距離を置くことで,メタ化効果が生まれる,といってもいい。つまりは,視点が変わるのである。別に早くなくてもいいではないか,と言われそうだが,夜どん詰まりになる前に,早々に寝てしまって,リセットする方が,はるかに効果的だと思うのである。それは早いほどいい。
その価値,特にビジネス上の値打ちということになると,なかなか難しい。しかし,少なくとも,
早起き
ということ自体が,世の中では,夜更かしより,プラスのイメージであり,それだけで,一つアドバンテージを得ているという感じなのだ。
そのプラスイメージは,普通の人にとって,なんとなく憧れるが,できない,というイメージが加味されればされるほど,高まる。だから,
6時起き
ではインパクトが薄いが,
5時,
さらには,4時,
となると,インパクトが増し,3時,2時とさかのぼるにつれて,ちょっと逆効果になるかもしれない。
その意味で,早起き,超早起きは,ひとつ,人に与えるイメージがプラスなのだが,それは,ポジティブというよりは,アクティブ,あるいはアグレッシブということになる。
それは,思考ではなく,生き方が,
ということなのだ。そんなに早く起きて,ぼおっとしているとは人は思わない。そんなためにわざわざ人より早く起き出したりはしない。早く起きるということは,
何かをするために,
何かしたいことがあるために,
何かを積極的にチャレンジするために,
起きている,と思われる。そのイメージが,前回書いた,
早起き賊青年局長
という名称にハロー効果のようについて回ったといっていい。
そして,早起きがライフスタイルであるということは,
早起きである,
と吹聴しても,なんとなく,嫌味にはならない。世の中,いまは,重役出勤というのは死語で,偉い人ほど早く出勤する。それは,ライフスタイルであると同時に,ステータスでもある。
くだらないことに煩わされず,きっぱりと切り上げて,さっさと寝て,さっと起きる,
これは意志そのものである。いくら早起き派でも,早く寝なければ,毎日早く起きつづけられない。
早く寝る,
とは早く寝られる生き方をしている,
ということだ。
しがらみや拘束をかなぐり捨てて,
速く起きるために早く寝られる,
という意味では,早く寝られるような,そういう生き方を選択しなければ,それはできない。つづけられならない。
そういえば,早起きは,
禁煙
と似ているように見える。単に意志の問題というよりは,そういう生き方を選ぶかどうか,だ。別に夜更かしも,喫煙も,意志として,そういう生き方を選んでいるのなら,早起きと同類となる。問題は,
ただなんとなく,
というのがいけない。
今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm
#早起き
#ノンレム睡眠
#レム睡眠
#禁煙
#トンネルビジョン
この記事へのコメント
UGG
ロレックス ターノグラフ
アイフォン5s ケース
iphone5ケース人気