2013年10月26日

相互作用



先日,第65回ブリーフ・セラピー研究会「システムズアプローチの基本 ~治療システムと介入の下地作り~ 」(講師:龍谷大学文学部教授 吉川 悟)に参加してきた。その三。これが最後。

システムズアプローチは,

人と人との相互作用。今の層御座用のパターンを変えて,新しい相互作用を作り直す,

にある。この考えが参考になるのは,たとえば,クライアントが変化のためのアクションを取ることを決めたとしても,もともとの関係(職場,家庭,友人関係というシステム)に戻ると,自分だけではコントロールできない部分があり,結局元へ戻ってしまう。つまり,

個人が変わっても,システムが変化しないと,変化が無効化する。

そのためには,二者関係,三者関係自体をも巻き込むような相互作用を変化させるように,

本人と相手だけでなく,

他の関係者も,それへのサポート役を依頼するなどすることで,

システムを動かす工夫がいる,というのは,一対一の面談をするものにも,配慮のいる部分かと思う。そのクライアントだけで自己完結させない視点が必要ということである。

そのために,システムズアプローチでは,

その人の文脈(状況),

つまり,

どんなところで,

いつ(からいつまで),

何が起きているか,

誰がいるか,

を詳らかにする。コーチングでは,よく感情や,その人に焦点をあてる,という言い方をする。しかし,人は,システムの中に生きている。大きくは,社会や国家というシステム,地域,職場,家庭というシステムでの,人と人との相互作用の中にいる。その人の思いや感情,考えをを図にして,文脈を,地に下げてしまうと,見えなくなることもある,ということは肝に命じなくてはならない。

思いだけで現実は動かない。現実は,何か(誰か)を動かさなければ,最初のひと波すら始まらない。

システムズアプローチでは,

どのタイミングで,何が起き,

誰(と誰が)がそれに関わっているか

等々,時間軸上での相互作用の変化を詳らかにしていくが,これが相互作用のパターンになる。そのために,たとえば,一週間くらいなら,具体的に覚えていやすいので,

最近一週間でいいのですが,どんなことを試して効果があったか,聞かせてください,

という質問をする。そこで,

できていること,
試みたこと,

を洗い出し,それを少し変えて使う。新しいことではなく,今までやっていることの中から,その延長線上に,(その試みが効果がなかったとしても), それを少し変化させ,リフレームして使う。それには,

いま話していた言質のみを使う,

たとえば,

こうですよね,

こう言ったんですよね,

等々,まあ相手のニーズやしたいと思っていることを引き出せれば,それは相手にとって受け入れやすいはずだからだ。

その意味で相互作用のパターンを変えるという,システムズアプローチのプロセスは,

○治療としての家族や夫婦の心理的精神的問題や葛藤の解決・解消

だけでなく,

○患者の心配をする関係者のための,患者への関わり,関与を治療のリソースとして使える,

○患者に関わる複数の専門家などの関係者間の治療的なマネジメントに使える,

という有効性があり,患者そのものが来談しなくても,

なぜ,だれが,

という原因追及ではなく,相互の(善意・悪意の)関わりパターンを変えようとするので,だれも悪者にせず, コーチングの側面でも,結構応用できる気がしている。




今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm




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posted by Toshi at 06:13| Comment(1) | システムズアプローチ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
levis 501xx 復刻 モンクレール ジュニア http://www.pandorrdm.com/
Posted by モンクレール ジュニア at 2013年11月16日 03:18
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