2014年02月08日
決断
先日,「第7回 アートディレクター竹山貴のガチンコ人生!!!月例晒し者にする会」
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に参加してきた。久しぶりにトークライブを聴かせていただいた。そこで話されたことのほとんどは,あまり詳細にはここで語れないことがあるので,僕なりに受け止めたことを,整理してみたい。
キーワードで言うと,
決断,
チャンス,
ということだ。僕は,ほとんどの意思決定は,直観だと,どこかで読んだ記憶があるし,体験的にもそんな気がしている。未知のこと,未来のことを決定する以上ロジカルな筋だけで,決断ができるとは思えない。確かに,時間をたっぷりかければ,シェルの例のように,シナリオライティングによって,いくつかのありうる未来を選択肢として提示することはあるし,現に,シェルは,確かそれで石油ショックを乗り切ったのだと聞いているが。
まあ,一般論は言い,何かを瞬時に決定する,そのとき,何が決め手になるのだろう。
竹山貴氏は,
やれる感,
というような言い方をされた。それが僕にはよく分かった。
それは,まさに直観なのだが,ひとは,(三年位と見ているが)ある程度仕事に習熟すると,仕事のスムーズな感じ,うまくいっている感がわかる,そして,逆に,そのいつものスムーズ感があるから,変だなという感じ,微妙な違和感を感じることがある。言葉では言えないが,その感覚を,僕は大事にしている。
人は,別に頭だけでモノを考えているのではなく,体全体で考えている。感じ取っている。その体感覚,皮膚感覚は大事だと思っている。
それが,新規の仕事,未知の案件に遭遇したときも,働くような気がしている。それは,ヤマ勘ではあるが,丁半の
博打とは違う,経験と知識とに裏打ちされた直観なのだと思っている。
直観は,パターン認識である。自分の経験の中から,(ほとんど無意識に)その案件を測っている。経験の全くないことは,その直観が働かないはずである。
そのとき,
なんとなくできる感じがし,
何となく完了している状態が目に浮かび,
自分の使えるリソース片が,ジグソーパズルのように,あてはめていける,
感じがしたら,たぶんできるという感じになる。竹山氏が,決断したことには,そんな雰囲気があったと(僕の勝手な読みだが)感じ取った。当然,リソースの中には,ヒト・モノ・カネ・チエ等々がすべて含まれる。
人の能力は,知識(知っている)×技能(できる)×意欲(その気になる)×発想(何とかする)だと思っている。最後の発想が,博打の部分,つまり,何とかなるという判断の部分だ。しかし全くできないことには,パターンは当てはめようがない。
その瞬間に,いろんなことが駆け巡る。でも,僕は思うのだが,一番最初の関門は,
やるか,やらないか,
でしかない。なのに,実は,それをぼやかせる,不安や野心や思惑が,もやもやとわく。しかし,その靄を追い払えば,その択一しかない。そして,やる,と決めて初めて,どうするか,誰の手を借りるかという,Howが具体的に俎上に上ってくる。その瞬間に視界が開ける,といってもいい。
決断は,やるかやらないかの,二者択一しかない。時間延ばししても,その択一は,変わらない,という気がする。
そこで,その案件が,自分にとってどんな意味をもつかが,重要な気がする。
チャンス
と呼べるような機会は,確かにそうそうはない。あるいは,自分の飛躍のチャンス,あるいは,世に出るチャンス。成功するチャンス等々,なんでもいいが,いまの自分の現状から見たら,とてつもない大冒険,大勝負,と言えるものを,逃す人と逃さない人の差は,
自分を信ずるか信じないか,
あるいは,
自分の経験を頼むか頼まないか,
あるいは,
自分の技量を当てにするかしないか,
ではないか。結局決断を後押しするのは,自分の中のエネルギーでしかない。前もってチャンスの準備などできるはずはなく,不意に訪れるそのときに,間髪をいれず,
やる,
と,自分に一歩を踏み出させるのは,自分自身の積み重ねてきた人生そのものでしかない。僕などは,何度も逃してきたので,口幅ったいことはいえないが,たぶん,瞬時に,
やりたい,
と感じたら,心は,すでに前のめりになっている。その自分の心を見逃さず,意志が後追いできるかどうか,なのではないか。理屈では決断できない。
脳は,意志がそう決める何秒か前に,活性化している,という。それに従えばいいのだろう。脳は,意識化できている以上のことを知っている,というのだから。
今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm
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