2014年06月05日

フリーランス


トークライブ「フリーランス鈴木伸介と歩む、果てのない楽しみの旅」に参加してきた。

https://www.facebook.com/events/1420051244922766/1420819994845891/?notif_t=plan_mall_activity

フリーランスという言葉に惹かれた。その働き方を,ずっと聞きながら考えていた。

僕は20年以上ひとりで仕事をしてきたが,フリーランスという名乗りをしたことはない。

フリーランス(freelance)は,

特定の企業や団体,組織に専従しておらず,自らの才覚や技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。企業から請け負った業務を実際に遂行する本人をフリーランサーと呼ぶ。一般的な職業分類では個人事業主や自由業に該当する。

と,ウィキペディアにはある。

単発の仕事として様々な仕事はするものの,その仕事を引き受ける都度契約を結ぶという形態をとる請負である。

ともある。職業としては,

IT業界のプログラマ,出版業界のライターやジャーナリスト,小説家,芸能人,放送業界のプロデューサー・放送作家,脚本家,演出家,フリーアナウンサー,レコーディングエンジニア,イベントプランナー,アニメーター,在野の研究者(博士を持っていて複数の大学でコマ単位で教える),トラック運転手(荷主と直接交渉・契約する個人経営の運送業者),バイク便ライダー,自転車便のメッセンジャー,JRA所属騎手(厩舎に所属しないフリー騎手),プロレスラー等々

多岐にわたるようだ。こう見るといわゆる,自由業というイメージである。だから,

クリエイター職のように専ら業務を担当する個人の能力によって成果が決まる職種

が多いようだ。これにコンサルタントや講師業も入るのかもしれない。

しかし,

freelance」の語源は,中世,王や貴族は戦争の度に傭兵団と契約して戦争に臨んだ。その中で傭兵団を離れて戦場に臨む兵士達がいた。当時は槍騎兵 (lancer) が自分の従卒として歩兵や弓兵を連れている形態が多かったため,契約の際には槍の本数=1戦闘単位としてカウントされた。まだ敵勢力と契約を交わしていない (free) 戦闘単位 (lance) を指す言葉として「freelance」が用いられるようになった。当時は兵士を指していた「free lancer」が,近世以降組織を離れて働く状態を指す言葉に変化した。フリーランスのフリー(free)は,政治的立場が自由さを意味するものであって,値段が無料という意味ではない。

とあって,なかなか面白い説がウィキペディアに載っている。日本では傭兵というと,悪党・野伏・野武士と呼ばれる半農の武装集団や雑兵,雑賀・根来などの鉄砲,伊賀・甲賀の忍術などの特殊技術を持っているものが当たるが,たとえば,

陣借り

というのがある。

合戦の際に正規軍で無い(郎党でも家中でも与力でもない)勢力が手弁当で駆けつけ参加する

ことである。ただ,わが国は,以前もいまも,契約社会ではないので,

報酬が約束された正規兵ではない。たとえ戦に勝利・貢献しても恩賞が約束されていない。いわば,手弁当の戦力の押し売りである(当然活躍の度合いによっては,仕官や恩賞にありつけるが)

と,まあ見込みで売り込むことになる。言ってみれば,牢人である。牢人は,なんとなく,自由業に重なる。

自由業というのは自営業の中の1カテゴリーです。
自営業の中でも,店舗や在庫,あるいは従業者を持つ必要のない仕事のことを特別にそう呼んでいます。例えば,ライター,イラストレーター,漫画家,カメラマン,デザイナーなどがそうですし,弁護士なども自由業に該当します。
要は,自分の個人的な才能や能力を売る仕事が自由業というわけです,

とある。まあ,設備投資いらない,ということで言うと,

無店舗の個人商店,

に似ているからといっても,楽天で店を開いているのとはまったく違う。

一領具足

というか,鑓一本で助っ人に駆けつける身軽な牢人と同じである。つまりは,仕事をしていないときは,というか,仕事のないときは,フリーターと同じである。僕を引用してくださった中堅の文芸評論家が,ご自分のことを,

フリーター

をしている,と自称されたのには,いささかの矜持が垣間見えた。

それなら,『ノマドと社畜』の谷本真由美や『ノマドワーカーという生き方』の立花 岳志の言う,いまはやりの,

ノマドワーカー

とも近いのかもしれない。

ノマドは遊牧民の意。自宅や会社のオフィスではなく,喫茶店やファーストフード店などでノートパソコンやタブレット型端末などを使って仕事をする人

に近いが,僕のイメージでは,

素手で,身一つで,どこへでも行ける,

という感じである。でも,僕は,自由業とは名乗らない。

自由ではない,

からだ。僕は,

個人事業主,

という言い方の方を好む。

個人事業主は,株式会社等の法人を設立せずに自ら事業を行っている個人をいう。一般には自営業者ともいう。事業主一人のみ,家族のみ,あるいは少数の従業員を抱える小規模の経営が一般的だが,制限はなく,大規模な企業体を経営することも出来ないわけではないが,多くは小規模なものである。

で,こうある。

自営業者とは,会社経営者でもサラリーマンでも公務員でもアルバイトでも無職でもない者の総称と言う,

と。自由とは,紐がついていない,という意味だが,紐のない職業はない。客がいなければ成り立たない。仕入れがないわけではない。おのれの腕を磨かなければ,

助っ人

にはなれない。だから,

専門的な知識や才能にもとづく職業への従事者で,雇用関係から独立した職業分野。開業医,弁護士,芸術家などを指す。この意味で専門的職業professionsに近い。産業社会の初期において自由業者は,新興の資本家・経営者や雇用労働者とは区別されて,その職業上の独立性と学問的裏付けをもった専門的知識とによって,一般に高い社会的地位を得ている。アメリカの社会学者C.W.ミルズは初期産業社会の自由業を,自営農民や中小企業経営者の階層とともに,一括して〈旧中間層〉としてとらえ,強い独立心をもつ知識人としての性格,それに伴う進歩的エートスに注目した。

という説明が,もっともしっくりくる。

そこに,矜持がある。その意味で,

個人商店

という言い方がふさわしい。昔,中上健次が

小説家としての店を張る

という言い方をしていた。そう,店を張る,ということである。そこに,覚悟がある,というのが中上の口調だった気がする。まあ,強がりを含めて,

自恃

なくしては成り立たない。



今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm

posted by Toshi at 05:17| Comment(1) | 働き方 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by テーラーメイド ロケットブレイズ at 2014年06月05日 16:11
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