2015年07月23日

ちょこざい


「ちょこざい」は,

猪口才,

と当てるらしい。

さしでがましい,
なまいき,
こりこう,

という意味だが,三者微妙に意味がずれる。

「差し出がましい」は,出しゃばる,という意味。差し出口が,分を越えて口出しすること,だからそのニュアンスがある。

「生意気」は,なまじいに粋がること,年齢・地位に比して物知り顔や,差し出がましい言動をすること,という意味だが,語源的には,「生(中途半端)+意気」で,中途半端に意気を示すだが,年齢の割に偉そうな態度を見せるということになる。

「小利口」は,目先のことに気が付き,抜け目のないこと,小才のあること,小賢しい,逆に,だから気が利いている,とも,小意気ともなる。出過ぎかどうかで微妙に変わる。

「小(こ)」というのには,

賢しいにつくと,小賢しいになり,
生意気につくと,小生意気になり,
細工につくと,小細工になり,

と,あまりいい意味にはならない。『古語辞典』の「小」の説明がいい。

物の小さいことを示す,年齢の小さいことを示す,身分・地位の低いことを示す,

といった「少」「低」の意の他に,

未熟なものに対する軽侮の意を表す,

とあり,さらに,

程度の少ないこと(足りないこと),ちょっとした動作であることを示す(「小腰をかがめる」等々),

といった「少ない」「わずか」といったニュアンスで,また,

その動作がちょっとしたことであるが,妙に気に障ったり,心に残ったり臑することを言う,

とある。この「小」と猪口才の「ちょこ」とが関係ありそうである。

猪口才の語源は,

「ちょこっとした(少ない・軽少な)+才能」

「ちょこ(猪口)+才(才能)」

の二説があるが,猪口の「ちょこ」は,「ちょく」(猪口)の訛。ちょこは,杯のほか,さしみのつけじょうゆを入れる小さい器や,ちょっとしたつまみの料理を盛る器をさすこともあり,盛りそば,ざるそばなどのつけ汁を入れる器もそば猪口という。

「ちょこ」は,「ちょこちょこ」とか「ちょこまか」とか「ちょこっと」といったときに使う,「ちょこ」であり,つまりは,いずれにしても小さいを意味する。

「ちょこちょこ」も,本来は,小児などの小足にあゆむさま,をさしているから,「小」と同様,少しとか,少ない,という意味から,それが(大人から見て)からかう意味になり,やがては蔑む意に転じた,というところではないか。たとえば,

ちょこちょこは,ほほえましいが,ちょこまかは,気に障る,

というように。あるいは,

小才,

は,まだ気が利くが,

小利口,

はちょっと,気に障る。

猪口才,

は,もっと目障りになる,という感じであろうか。その出し方が,なかなか難しい。

出る杭,

も,出なければ,認知されないが,出過ぎると,今度は,

煙たがられる,
か,
厭われる,

それにしても,いつまでこんなことをしているのだろうか。資源のない国にとって,

出る杭,
いや,
出過ぎるほど出る杭,

を出さねば,どうやって生き残っていくのだろう。








今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm
posted by Toshi at 05:19| Comment(0) | 言葉 | 更新情報をチェックする
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