性根

性根が腐っている とか, 性根が曲がっている, という言い方をする。 性根とは何か。 語源的には, しょう(本性)+ね(根) 人間の根源的な性質 を言うらしい。 で,性根の意味には, ①その人の根本の心構え。心の持ち方。根性。 ②確かな心。正気。 ③物事のかなめとなるところ。本質。 ④情人。また,情事。 とあるが,どうや…

続きを読む

伸びしろ

伸びしろは, 伸び代 と書く。「代」は, くいの形を描いた象形文字,弋(よく)に人を加えたもの, で, 同じポストに入るべき者が互いに違いに入れ替わること, という意味になる。そのせいか, 代々(だいだい) とか 代々(よよ) といったり, 世代 交代 代理 という使い方をする。「しろ」という意味の使い方は,本来の漢…

続きを読む

だらしない

実は,「たらしこむ(誑し込む)」の語源を調べていた。 「誑らす」 「蕩らす」 と表記し, たぶらかす の略ということで,簡単に決着がついてしまった。意味は, うまくだまし込む とか 誘惑して自分のものにする ということらしく,それ以上の奥行はなかった。しかし,語源辞典の同じページにあった, だらしない が気になった。 意味は, …

続きを読む

だらしない

実は,「たらしこむ(誑し込む)」の語源を調べていた。 「誑らす」 「蕩らす」 と表記し, たぶらかす の略ということで,簡単に決着がついてしまった。意味は, うまくだまし込む とか 誘惑して自分のものにする ということらしく,それ以上の奥行はなかった。しかし,語源辞典の同じページにあった, だらしない が気になった。 意味は, …

続きを読む

謝る

ごめんなさい, 申し訳ない, というのが,詫びるときの普通の言い方だ。 「すいません」というのもあるが,これは, http://ppnetwork.seesaa.net/article/398895440.html にも書いたように,「済まない」ことを済ませよう(済ませてもらおう)とする,何となく曖昧な(心理的な)逃げがあって,本当の詫びとは思えないところがある…

続きを読む

凹む

凹むとか落ち込むということは,間々ある。その度に,たとえば,「凹む」について, http://ppnetwork.seesaa.net/article/388163424.html あるいは,「落ち込む」について, http://ppnetwork.seesaa.net/article/388163576.html 等々と書くことで,自分の底から立ち上がる。あるいは,…

続きを読む

恙無し

恙無しとは, 病気・災難などがなく日を送る。平穏無事である という意味で,。「恙無く暮らす」とか,「恙無く日程を終える」という使い方になる。まあ, 息災である 無事である という意味である。つい,日々是好日が浮かぶが,表面的にはともかく,意味合いが違うようだ。 こだわり,とらわれをさっぱり捨てて,その日一日をただありのままに生きる,清々しい境地, を指す…

続きを読む

勿怪の幸い

「勿怪の幸い」 とは,思いがけないような幸運が舞い込んでくること。降ってわいたような好機。 まあ,僕にはあまり縁がないが, 「物怪の幸い」 とも書くらしい。語源を調べると,「もっけのさいわい」とは, 「(思い)設ケヌサイワイ」 の変化,という。 モウケノサイワイ→モッケノサイワイ と変化したという。「勿怪」は当て字で,別の表記, 「物怪」…

続きを読む

目くじら

目くじらを立てるとは, 目をつりあげて人のあらさがしをする。他人の欠点を取り立てて非難する。目角(めかど)を立てる。 という意味で,たとえば,「小さなミスに目くじらを立てる」というように,あまりいい意味には使わない。 目くじらとは, 「目+くじら(端・尻)」 で,目尻を指す。「目をくじる」とも言い, 他人の欠点を言い立てる, という意味らしい。「くじ…

続きを読む

『孟子』にある, 我善く浩然の気を養う。敢えて問う,何をか浩然の気と謂う。曰く,言い難し。その気たるや,至大至剛にして直く,養いて害うことなければ,則ち天地の間に塞(み)つ。その気たるや,義と道とに配す。是れなければ餒(う)うるなり。是れ義に集(あ)いて生ずる所の者にして,襲いて取れるに非ざるなり。行心に慊(こころよ)からざることあれば,則ち餒う也。 は,「浩然の気」が独り歩きし…

続きを読む

当局者迷

「当局者迷」というフレーズを,昔手帳に書きとったまま,放ってあった。調べると, 当局者迷 傍観者清(旁观者清)」 と続くらしい。だから, 当事者は目がくもり傍観者はよく見える,岡目八目, となる。これも,元は, 「碁を打っている本人は局面がしばしばわからなくなるが,傍で見ている人は却ってはっきりとわかっている,というところから派生して,当事者は問題の局面がしばし…

続きを読む

中国絵画における,気の表現については, http://ppnetwork.seesaa.net/article/401855141.html で触れたが,僕は,気というと, 浩然の気 という言葉がすぐに浮かぶ。浩然の気とは, 曰く,言い難し。その気たるや,至大至剛にして直く,養いて害うことなければ,則ち天地の間に塞つ。その気たるや,義と道とに配す,是なければ餒う…

続きを読む

もっともらしさ

「地震・雷・火事・おやじ」は,一般には, 地震,雷,火事などの災害に匹敵するほど親父が怖かったのは,年長の男性によって支配される家族制度である家父長制のもとでのことで,現在では親父はそれほど怖いものとは思われていない。 「親父」の代わりに「女房」や「津波」など,怖いと思うものに置き換えて使われることもある。「親父」は「親爺」とも書く。 と説明されることが多い。しかし,「地震・雷…

続きを読む

MOTTAINAI

日本語の「もったいない」は, 環境3R+R(リスペクト)をたったひとことで表す, MOTTAINAIとして,世界的に知られてしまったが,本来の意味は, もったいなし で, 勿体とは, ものものしいありさま 高ぶった様子 高ぶったさま を指す。漢字の「勿」は, さまざまの色の吹き流しの旗を描いた象形。色が乱れてよくわからない意を示す。あるいは…

続きを読む

くわばら

くわばらくわばら, なんて言い草は,死語か。しかし,こういう表現にも歴史がある。もちろん, 桑を植えた広い畑。桑田 という意味もあるが, 落雷を防ぐために唱えるまじない。 嫌なことや災難を避けようとして唱えるまじない。 といった,呪文のように唱える,というのがある。そのわけは, 地名や人名伝説に由来する という。 ひとつには,菅原道真の領地「…

続きを読む

愛嬌

知らずに使っている仏教用語というのの,ランクが出ていて, 1位 愛嬌 47.9% 2位 挨拶 44.5% 3位 アバター 38.4% 4位 安心 34.3% 5位 食堂 32.3% とあった。半分以下なので,多くは,承知の上と言えるが,意外なのは, アバター で,「ネットワーク上の仮想空間でのユーザーの分身」というのは,判っていたが, サンスクリット語の「ア…

続きを読む

ちちんぷいぷい

「ちちんぷいぷい」は,不思議な言葉だ。幼児に向かって言うらしい語感はある。 ちちんぷいぷいは, 一般には子供が怪我をしたときになだめるときに,用語である。主に母親などが,「ちちんぷいぷい,痛いの痛いの,飛んでけ」といったように使用する。 古くはもっと長く「チチンプイプイ御代(ゴヨ)の御宝(オンタカラ)」ととなえた,という。その語源は, 「智仁武勇は御代の御宝」(ちじんぶゆう…

続きを読む

機・期・幾

機・期・幾, 前から気になっていたのは,「機」と「期」の違い。それと「幾」が絡むとは知らなかった。そこには, 「幾」:ごくわずか,兆し,機微 「機」:物事の仕組みのツボ・勘所 「期」:約束された時,時が熟し満ちる 「幾と機と期を観る」とは,ごくわずかな変化の兆しを察し,それを動かす勘所に焦点を合わせたら,後は時が熟するのを待つことが大切です。 とあった。それが,物…

続きを読む

窮すれば通ず

「窮すれば通ず」は, 行き詰まってどうにもならないところまで来てしまうと,案外活路がひらかれて何とかなるものである, という意味だとされる。『折たく柴の記』にも, 「窮して通ずとこそ題易にも見え侍れ」 とあるらしい。ここが,日本的な極楽とんぼで,窮したら,ただ窮するに決まっている。ずいぶん昔,棋士の呉清源さんが新聞のインタビューで,「日本では『窮すれば通ず』が諺になっ…

続きを読む

お世辞

どうも,お世辞というのが苦手である。誉めるのも,苦手だが,まだ事実なら,承認のしようはある。しかし,まったくの絵空事へのお世辞は,追従に似ていて,潔しとしない。かつては,多分数えるほどしかなかったはずである。いいことかわるいことか,いまは,平気で言っているかもしれない。しかし,言いながら,照れる。そういうことを言う自分に照れている。 お世辞の「世辞」は,語源を調べると, 「世(世…

続きを読む