作家

僕は,自分の中では,作家というのは, 小説家, だと思っていて,文学者というと,純文学系,日本文学全集に名を残す作家のことと,思い込んでいた。 作家というのは,辞書では, 詩歌,小説,絵画など,芸術品の制作者,特に小説家。 ウィキペディアには, 「作家とは、芸術や趣味の分野で作品を創作する者のうち作品創作を職業とする者または職業としていない者でも専門家とし…

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感謝

感謝というのは, 有り難く感じて,謝意を評すること という意味である。 ありがとう, と言う。この「ありがとう」については, http://ppnetwork.seesaa.net/article/388163565.html で書いた。別に,「お陰様」という言い方もする。これについても, http://ppnetwork.seesaa.net/ar…

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野次

過日,国のトップが,国会の委員会で,野党の質問者に,関係のない「野次」をとばして話題になった。 一説によると,ネトウヨにとって,左翼,とか反日というのと同義で,「日教組」という罵りや揶揄が使われるそうだから,トップの心性が,ネトウヨとまったく地続きだということが,はしなくも露呈した,ということでもあるらしい。 ま,そんなことはどうでもよく,本題は,野次って何,ということ。 …

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いなせ

「いなせ」は, 鯔背 と書くらしい。語源は,江戸日本橋の魚市場の若者が, 鯔(イナ ボラの幼魚)の背のような髷を結ったから, という。威勢のいいこと,粋で,勇み肌なこと,またそういう気風を指す。その髷を, 鯔背銀杏, というらしい。因みに,「粋(粹)」は, 心意気の略 である。その意味は, 気持ちや身なりのさっぱりして垢抜けしていて,しか…

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楽天

天を楽しみて命を知る。故に憂えず とは,『易経』繋辞上伝にある。いわゆる楽天の出典らしい。 何度も書いたが, 死生命有り 富貴天に在り(『論語』) である。ここでいう,天には,「生き死にの定め」「天の与えた運命」の二つがある。 そう,天命が定められているなら,齷齪あがく必要はない,内に聞こえる天の声を承けて, おのれのなすべきこと を果たせばよい。…

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かたじけない

謝ることについては, http://ppnetwork.seesaa.net/article/409986995.html で触れたし,感謝については,「ありがとう」について, http://ppnetwork.seesaa.net/article/388163565.html で触れた。改めて,違う角度で考えようとしたとき,「かたじけない」という言葉が気になった。 …

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場打て

場打て, という言葉が,岡本綺堂の小説を読んでいたら出てきた。昨今はあまり耳慣れないが, その場の空気や様子に圧倒されて気後れのすること。 という意味らしく, 「少しも場打てのした容子もなく、すらりと立って」(里見弴『多情仏心』) 「こんな古風な爺さんとは殆んど出会つた事がないのだから,最初から多少場打ての気味で辟易して居た所へ」(夏目漱石『吾輩は猫である』) 「…

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うつつ

「うつつ」は, 現 と当てる。意味は, (死んだ状態に対して)現実に生きている状態。現存。 (夢や虚構に対して)目覚めている状態,この世に現に存在しているもの。現実。 気が確かな状態。意識の正常な状態。正気。「―に返る」 (「夢うつつ」「夢かうつつか」と言うところから誤って)夢とも現実ともはっきりしない状態。夢見心地。夢心地。 といった意味になる。「うつつ」の語…

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よし

よしなしごと, の「よし」である。「よしなし(由無し)」は, 手掛かりがない 関係がない 根拠が薄い くだらない つまらない といった意味であるが,「~という由で」「~された由で」という言い方をする,「由」は,古語辞典では, 「『寄(よし)』と同根。物の本質や根本に近寄せ,関係づけるものの意。つまり,口実,かこつけ,てがかり,伝聞した事情・体裁などの意。類語『…

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かたなし

かたなしは, 伊達男もかたなしだね, 等々とつかう。しかし,かたなしは,同じ, 形無し と当てても, 跡かたがないこと,形跡が残っていないこと さんざんなこと,面目を失うこと 形無し銭(文字がつぶれた見えないようになった銭)の略 というほかに,形容詞としての使い方があり, 容貌が醜い,汚い 形跡が残っていない という使い方があり,『古語辞…

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目の前を妨げるものの喩えとして, 壁 という言い方をする。目の前を遮る,あるいは,おのれの超えられない境界の喩えとして使う。 壁を,辞書で引くと, 家の四方を囲い,また室と室の隔てとするもの。ことに塗壁,すなわち下地をわたし,木舞(こまい)をかき,土を塗って作ったものを言う, とあり,その他に, (壁を「塗る」と「寝(ぬ)る」とをかけて)夢。 (女房詞,…

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蜻蛉返り

「蜻蛉返り」というのは, (トンボが勢いよく飛びながら,急に向きをうしろにかえることから) 空中で体を上下一回転させること,宙返り 歌舞伎で,役者が舞台で手をつかず宙返りすること,筋斗(とんぼ)返り 目的地に着いてすぐ引き返すこと という意味がある(『広辞苑』)。もともと, トンボリ・トンボ返り で,返りは,空中で身をひるがえす擬態語,つまり掌をつかずに宙返りす…

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徹底

徹底的, という言葉を,随分昔, テッテ的, と言い換えるギャグ(というか風刺)があった。つげ義春が『ねじ式』で使っていた記憶がある。そういう雰囲気があった時代が確かにあった。いまや,ドイツの公共放送ZDFが,日本政府と原子力産業を「情報隠蔽と改竄の常習犯」と報ずる時代だ。テッテ的とは程遠い。 だから,先日来日した独のメルケル首相が安倍首相に,慰安婦問題は過去を踏まえ…

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ばつをあわせる

「ばつをあわせる」は, 跋を合わせる, と当てる。 調子を合わせる とか 話の辻褄を合わせる という意味だが,「話の辻褄を合わせる」という意味なら, 帳尻を合わせる とか, 平仄を合わせる, と言い方があるが,しかしちょっと違和感がある。それだと,一応辻褄が合う,というか整う,という感じになる。そうではなく,むしろ, その場しのぎ, と…

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付人

付(き)人は, 付き添って世話をする人, という意味で,芸能人や相撲取りの身の回りを世話する人というのが相場である。ウィキペディアでも, 「一般的に,徒弟制度やその流れを汲む育成システムが存在する組織の中にあって,序列・位・格などでより上位の者の側に付いて,その雑務などを務める者のことである。」 といい,内弟子とも呼ばれ,いわゆる「かばん持ち」などがこれにあたる,とい…

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粛々と

「粛々と」とは, 今日為政者の,常套句である。要は, 何と言われようと,(いまの行為あるいは立場を)やめない, と言っているだけである。だから,翁長知事が,官房長官との対談で, 「官房長官が『粛々』という言葉を何回も使われるんですよね。僕からすると問答無用という姿勢が大変埋め立て工事に関して、感じられて、その突き進む姿というのはサンフランシスコ講和条約で米軍の軍政下に…

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堅実に

「粛々と」については, http://ppnetwork.seesaa.net/article/416946633.html?1428437361 で書いた。ところが,「粛々と」 が不評(?)だから,というので,これからは, 菅官房長官は「粛々」を改め「適切に対応したい」 中谷防衛相も「堅実に進める」 と,表現に変えた,という。(もっとも,安部首相は,菅義偉官…

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仕出し

仕出しには, (工夫して)創り出すこと,工夫・趣向を凝らすこと。またそのもの。新案。流行。 装い。いでたち。おしゃれ。 注文に応じて料理を作って配達すること。出前。 財産を作り上げること。また、その人。 演劇・映画で,本筋に関係なく,ちょっと現れるだけの端役。通行人や群衆など,場面の雰囲気を作るような役。 建物などで,縁側のように外側に突き出して構えた部分。 等々の意味…

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燕合わせ

燕合わせ というのは, 燕算用(つばめさんよう)とも言う。 合わせ数えること, 合計すること, という意味である。略して,「つばめ」「燕算」とも言う。 帳尻 というのが類語である。帳尻を合わせる,というと, 帳簿に記載した事柄の末尾が合う, という意味だから,転じて, 事の顛末, 話の辻褄, を合わせるとも言う。 古語辞典…

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濫妨

濫妨 と 乱暴 とは違う。乱暴は, 荒々しくふるまうこと, 粗雑であること, という意味であるが,濫妨は, 乱妨 とも表記し, 荒らしまわること, 略奪すること, という意味になる。 どうも,元来は,戦国時代の,乱捕,乱取, 敵地に乱入して略奪すること, という意味である。 乱妨取り とも言い。 戦国時代か…

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