2013年12月11日
承認
「第15回 早起き賊の会(朝型生活の魅力について熱く熱く語る会)」に参加してきた。
例によって,本日のアジェンダとして挙がったのは,
・自分にとって早起きとは
・朝におけるマイブーム
・睡眠サイクルの探求
・起床時間による生活リズムの変化
・来年の早起き賊を占う
・夜更かしの人を朝型生活に巻き込むには
等々。
因みに,「早起き」と言える時間は,4時か5時まで。6時になると,そうは呼ばない。なぜなら,それだと,もう出勤時間が迫り,いつもの準備作業の流れに入らなくてはならない。その前の,時間的余裕という贅沢が,早起き賊にとっての至福なのである。
だから,早起き派にとって,
早く起きるのは目的であり,
早起きは中毒であり,
早起きは習慣であり,
等々,人生において,なくてはならせないものになっているが,それは,そこでえた時間的猶予を,
人生を効率的に回すのに使うためであり,
その日やることをプランニングすることに使うためであり,
その日の段取りをシミュレーションすることに使うためであり,
早起きしなければできないこと(執筆,読書,ランニング,ウォーキング等々)をすることに使うためであり,
あるいは,
人生の止まり木として,立ち止まって,考えたり,振りかえったり,予見したり,構想したり等々をする時間的な余裕を確保するためなのである。
…ということで,人がまだ寝ている間に,その日1日のアドバンテージを得,更には人生のアドバンテージを得ようとしている。
まあ,いってみれば,意識的,目的的,な選択行為なのだということができる。だから,
4時か5時ならいいが,6時過ぎると,何か損した気分になる,
というのである。
だから,早起き賊にとって,それより早く何時に起きようとかまわないし,また起きて何をしようと構わない。場合によっては,朝風呂もあり,朝ぷしっ☆もあり,二度寝もあり,散歩もあり,(寒空での)外の読書もある。
アジェンダには,睡眠サイクルや生活サイクルがあがったが,どうやら,結局,睡眠サイクルがどうあろうと,早朝に起きるかどうか,そして起きて何をするかに関心が向いているので,睡眠サイクルに関心があるとすると,それが,ぱっと活動的になれるほど,睡眠の質が確保できているかどうかのほうに関心が向く。さらに,サイクルは,朝何時に起きようと,朝のゆとり時間がたっぷりか,わずかかの差にすぎない。
そこにはあまり関心はないらしい。まあ,毎日決まって,自分がどれだけ早く起きるか,に関心があり,実は,その後,出勤までに何をしているかには,お互い,あまり関心はない。
だから,早起き賊であり,早起き賊だけを競っている。
言ってみると,この賊の会は,毎日,フェイスブック上の,「俺たち,早起き賊!」というコミュニティに,何時に起きたかを書き込み合っているだけで,このオフ会では,その1ヵ月についての,いわば,早起きについての,
自慢というか,
吹聴というか,
自賛というか,
自惚れというか,
等々を我褒めする場なのである。だから。デトックスなのである。
まあ,大体が「早起き」だからといって,世の人は,感心はしてくれても,大概聞き流し,まともに取り合ってくれない。自分たちの毎朝の早起き行動を語り尽くす場がないのである。その欲求不満がたまっている。だから,
早起き賊の会
は,そういう自分たちの,互いの,あるいは自分自身の,
承認
の場なのだ。だから,夜更かしの人が,「自分も,早く起きたい」といいつつ,一向に早起きにならないのに,冷ややかである。
早く起きたかったら,起きれば,
という感じなのである。起きないのは,起きない選択をしている,というと喧嘩を売ることになるが…。しかし,
早起き派は,早朝起きることを意識的に選択している,
夜更かし派は,ただ夜を惰性で起きている,
というと,ますます喧嘩を売っていることになるか?では,
朝型のひとは,寝ているのがもったいない,
と考え,
夜方のひとは,
寝るのがもったいない,
と考えている,というのならどうか。
まあ,本音を言うと,そう言って,自分たちを,
自画自賛しているのである。
あえていえば,そうすることで,自分たちの振る舞いに酔っている,といってもいい。でもって,自分で自分の「やる気スイッチ」をオンにし,エネルギーを高めているのである。
しかし,酔う資格は,
毎朝早朝に起きる,
を習慣化できている人にだけ許されている。
今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm
#早起き賊
#朝ぷしっ☆
#やる気スイッチ
#習慣化
2014年02月12日
前倒し
「第16回 早起き賊の会」
https://www.facebook.com/events/523355594430232/?ref_newsfeed_story_type=regular
に参加してきた。早起き賊については,すでに何回か書いている。
http://blogs.dion.ne.jp/ppnet/archives/11240473.html
http://blogs.dion.ne.jp/ppnet/archives/11286743.html
http://blogs.dion.ne.jp/ppnet/archives/11315293.html
http://blogs.dion.ne.jp/ppnet/archives/11370655.html
毎回,まあ,自己確認と,自己満足で終わる,と言えば,そうだが,早起きは,ただ漫然としていたのでは,毎日続けられない。その意味で,自分の生き方を自己承認(ほとんど自己陶酔に近い?)する場になっていると言えば言える。
今回も,アジェンダを出すところからスタートした。
・成功者はなぜ早起きなのか
・早起きになるには
・就寝時間をどのようにコントロールしているのか
・起床してから勉強しているのか
別に自分たちを成功者と見立てているわけではないが,
早起きするものが成功しないはずがない,
と思っていることは確かだ(成功という意味は各自の中にあるが)。まあ,自惚れ半分だが,結局,早起きを続けるためには,ただ何時に起きるということだけで完結するのではない。
たとえば,5時に起きて,その日がきちんとスタートしていくには,そのためにどう寝足りた睡眠を取るかがあり,それには何時に寝るかが重要であり,そのためには,いつ夕食を取るか,そのためには何時に帰宅するか,そのためには,どう仕事を切り上げるか,切り上げるためにはその日の仕事をどう段取りし,し終えるようにどう遂行するか,そのためには,どう部下や上司といった関係者と調整するか,そのためには何時までに出社しておく必要があるか,その時間までに出社するために,何時に始動しなくてはいけないか,それには何時に朝食を取るか等々と循環し,
結果として,24時間をタイムコントロールしなくてはならない。いや,もっと言うと,その人がそうコントロールできるためには,その前の日…とさかのぼると,最低でも,1週間単位の調整が必要になる。
そのためには,たぶん,
何かを捨てることが必要になる。
格好いい言い方をすれば,優先順位をつける,ということになる。勤めている限り,人との関係抜きでは仕事ができないから,人付き合いは,ゼロにはできない。だから,何かを捨てなくてはいけない,と言っている。そのことに法則はない。10割早起きだけに生活を回転させられるのは,自営のように自分の裁量で仕事を段取れるひとでも,難しい。だから,メリハリがいる。それも含めて,1日というより,長いスパンでのコントロールが必要になる。
たとえば,早朝にメールを出したり,早朝に出勤しつづけ早起きだからこそできる成果や実績を積み重ねて,あいつは朝早くから仕事をしているのだから,という周囲の認知を得てしまう,というのも早く帰るための一つの手だ,という発言もあった。
結局9~5時をコアとして,24時間働き続ける化け物(体力オバケという命名が酋長からされた)はそうは続かないのだから,早くに起動するか,遅くまで働くかで,たぶん働く時間にはそう違いがない。どちらが効率的か,ということも,人のタイプがあるので,早起きが絶対正しいとまでは言い切れない。ただ,
一日を,人より早く起動している,
というアドバンテージは大きい,と思っている。
僕は,基本的に,何でも,前倒しするタイプなので,早い時は,締め切りの一か月前には,完成稿の状態にしてしまう。企画も,原稿も,プランニングも。昔は,それを誇って,早々に提出したりしていたが,ぎりぎりまでそのまま寝かす,というようにずいぶん前から,方針を変えた。それは,精神的余裕ということもあるが,それまでの期間に,別のいいアイデアや別の良案が出てくることがあり,修正可能であることと,相手が方針を変えたりした事態の急変にも,骨格が出来上がっていれば,,手早く変更できる,という実利が大きい。これは,他の人から出た,計画95%という意見や,早目に骨格をつくりあげて,寝かすというような意見と同じだと思う。
じゃあ,早起きになるには,という問いには,
起きる時間を決める
寝る時間を決める
という物理的な方法もあるが,実は,
早く起きてする(したい)こと(タスク)をつくること,
というのが集約された意見のようだ。そのために,個々の工夫はあるが,
朝早く起きなくてはできないこと,
が自分の中に明確になることで,早く起きたくなり(起きざるをえなくなり),朝起きることが習慣化する。それをしないと,一日が始まらないし,一日気色悪くて仕方がない,というような感じになれば,もうしめたものだ。癖になっている,といっていい。
実は,大事なことは,早起き賊は,
睡眠時間を削っているのではないか,
無理して頑張っているのではないか,
と思われがちだが,大半が,六時間の睡眠時間を取っていること,しかも,無理していないこと,だ。
その日体調が悪ければ,起きない,二度寝する,
というのが,実は早起きを長続きさせるコツなのかもしれない。別にその日だけに朝があるわけではない。明日早く起きるためには,しんどいときには,体調を整えるのも,時間のコントロールの一つなのだ。
これも,一日単位で考えているのではなく,一週間以上のタームで,朝起きるための工夫を積み重ねている結果といっていいのかもしれない。
その意味では,たえず,
前倒しで,
早く起きる意志をもって,
毎日をコントロールしているというのが,早起き賊共通のマインドといっていい。
今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm
#早起き賊
#時間のコントロール
#意志
#前倒し
2014年04月09日
準備
先日,【第17回 早起き賊の会】に参加した。
https://www.facebook.com/events/275140475973806/
フェイスブックのコミュニティで,ただ毎朝,何時に起きたと競い合っているのだが,だいたい月に一度こういうオフ会を開く。すでに何回か,触れた。先月の分は,
http://ppnetwork.seesaa.net/article/388163590.html
で書いた通りだ。
このところ,珍しく連続参加しているが,話は,結局のところ早起き自慢。この日のアジェンダ,テーマというより,各自の話したいことは,
起床時間をコントロールするには
「しまった!」と思うのは何時に起きた時?
冬と春では目覚めの時にどう違うか?
社会人としてのスキルを高めるための朝活とは?
期首の#早起賊生活について
絶対的睡眠時間と平日の過ごし方の関連性
というのが挙がった。それぞれ各自の思い入れがあり,ま,当事者以外には,
別に!
というつれない返事もある。
今回の,話の中で,気になったのは,キーワードで言うと,
必然
と
24時間単位で考えない,
の二点。
必然というのは,朝起きる必要があるから,起きる。必然だから早朝,起きられる,と。。漫然と,朝早く起きる,というのではないということだ。たとえば,
朝起きて,することがある,
から起きる。例えば,僕のように,毎朝の日課で,日の出を撮ると,課していると,そのために起きる必要があるから,起きる。あるいは,
仕事の準備のために,するべきことがあるから,
毎朝起きる。あるいは,
その時間以外,自分自身のために使えないから,
朝起きる。あるいは,
毎朝観たいテレビ番組があるから,
朝起きる。あるいは,
毎朝静かに本を集中して読みたいから,
朝起きる。偶然でも,たまたまでもなく,そうする必要があるから,そうべくして起きる。朝のなすべきことが,
ルーティン化
すればするほど,朝起きるのが必然になる。というか,平たく言えば,始めはただ,何かするために起きたのだが,それが,日々のリズムになってしまえば,それが,自分の生活のリズムになる。
起きようと思わなくても,目覚める。
そういう24時間のリズムになる。しかし,それを24時間サイクルという枠で考えると,少し違う。スッキリ目覚めたが,3時間しか寝てなかったとする,その日はクリアできても,そのままいつも通りにはいかないので,翌日は早く寝て,体調を調節する,というように,24時間の枠ではなく,もっと長いスパンで考える必要がある。
たとえば,
睡眠障害対処の12の指針というのに,
同じ時刻に毎日起床,
とある。そして,
早寝早起きではなく,早起きが早寝に通じる,
とある。これは,早起きするには,前の日からそれが始まっている,ということだ。ということは,更にさかのぼって,早く寝られるように,その日の仕事の段取りをつけて,時間調整する必要がある…,というように,早寝を毎日続けるのは,そのための準備が前倒しで続いている,ということを意味する。
同じことは,睡眠不足にも言える。その日不足したら,それを他で取り返す。1日で無理なら,2,3日かけてもいい。一週間かけても,一か月かけてもいい。
早起きは,その日単位ではないので,そのリズムを壊さない工夫は,柔軟に,各自が微調整している。
つくづく思うのは,早起きする人は,
自分のライフスタイル,
にこだわりがあり,それを他人や状況で邪魔されるのが大嫌いらしい。自分のリズムを,維持するために,ここからは人によって違うが,
周りに認めさせるか,
周りを納得させるか,
周りに諦めさせるか,
何らかの方法で,
あれは,あいつらしい,
と思わせることに成功しているか,そうしようとしているということらしい。周囲の同調圧力に妥協したら,とても,早起きの準備が,前の日(いや前々日,前々々日)からできるはずはないのだから。
参考文献;
内山真『睡眠の話』(中公新書)
今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm
2014年05月21日
早起き賊
例によって,今月の早起き賊の会に,参加してきた。
https://www.facebook.com/events/629696267099981/
何度もこの回について書いたが,先月は,
http://ppnetwork.seesaa.net/article/394174644.html
で触れた。今回は,体調が悪く,あまり集中できなかったが,今回も,確認したキーワードは,
コントロール
ということだ。加藤酋長が言うように,
朝早く起きる,
というのは,なにも,5時だ4時だという時間の早さではなく,
そのひとなりの早起き
でいいということだ。いつも9時だったひとが,
7時と決めて,その時間に起きるようになれば,十分早起き賊なのである。つまり,そこにあるのは,
生活のリズム
を自分で決め,それを自分がコントロールするということだ。その起点を,
何時に寝るか,
ではなく,
何時に起きるか,
におき,一日をスタートさせようとすることなのだ,ということだ。だから,
何も早寝早起き
である必要はない。
遅寝早起き
でも構わない。ただ,それだと続かないから,どこかで,自分で睡眠や体調を整える必要が出る。となれば,24時間ではやり繰りが難しいから,一週間単位で,調整しながら,早起きを続ける。
早起きが目的ではないが,
早起きしようとするかどうかが,自分が自分の時間をコントロールできているかどうかの目安なので,起きる時間を起点にして,一日を設計しようとしている,というだけかもしれない。
だから,遅寝遅起きでも一向に構わないが,
自分が時間をコントロールできているかどうか,
時間に流されて惰性になっていないかどうか,
を,気にしているのだといってもいい。ストイックな面はあるが,無理をしてでも早起きを守ろうとしているわけではない。自分の生活リズムを,
朝何時に起きるか,
からつくろうとしている,のだと改めて思った。大袈裟だが,
人生をプロデュースする,
という言い方を飯塚会長はされたが,たとえば,自分のための時間をつくって何かしたいと思ったとき,それが帰宅後であっても構わない。しかし,
朝早く起きたほうがより効率的にできる,
と思ったから,いかに早く起きて,したいことをするか,
と決め,そのために夜の就寝時間を決め,そのための昼間の時間の使い方を決めていく,というスタイルを指して,早起きと言っているにすぎない。それを,夜遅くまで起きて,やってもそれはそれでいい。
問題なのは,自分の時間をつくっているか,
ということなのだと思う。その時間をつくるために,一日を設計しているか,ということなのだ。だから,いつもいつもその通りにはいかないが,
基本の生活リズム,
を早起きにおいている,ということだ。それを,
セルフマネジメント,
と呼ぶのも,自分が時間をコントロールしているという思いがあるからに違いない。
自分のための時間を,夜つくってもかまわないが,朝したいことがあるから,
そのために朝早く起きる,
ことで,それを実行しようとする。そうすると,どうしても,そのために,昼間どう効率よく過ごすか,どう早く帰宅するか,何時に就寝するかを自分でコントロールしなくては,朝が起点にならない。言ってみれば,
朝早く起きる,
ということが,セルフマネジメントの象徴になっている,といっていい。しかし,それが(中澤青年局長のように)自分の人生の意味になっていれば,朝早く起きることでしか,人生のリズムがつくれない,という信念になることもありうるし,そういう人もいる。
しかし,そうぎちぎちに堅苦しく考えている人ばかりではない。起きられなければ,それはそれでいい。しかし,朝起きることが生活のリズムになっていれば,翌日は,早く起きようと心掛けて一日を過ごす。
それが早起き賊なのだろう。パターンは一つではない。共通は,
朝早く起きることで,その日一日のアドバンテージを取ろうとしている,ということだろう。
今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm