三つの声
「駒塚由衣江戸人情噺」を伺った折,作者の藤浦敦さんの話で,江戸ものなら,三田村鳶魚か岡本綺堂の随筆,と言われた。半七捕物帳は,推理がない,と散々であった。しかし,(いままで無視していたので)読み始めて見たら,
たしかに,江戸風俗を知るにはいいが,推理物としては,少しプロセスが省かれていて,半七の頭の中で完結している具合であった。しかし,僭越ながら,「三つの声」はいい。
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生きるとは 位置を見つけることだ あるいは 位置を踏み出すことだ そして 位置をつくりだすことだ
位置は一生分だ 長い呻吟の果てに たどりついた位置だ その位置を さらにずらすことは 生涯を賭すことだ それでもなおその賭けに 釣り合う 未来はあるか
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