2013年04月04日

呼吸について



呼吸というと肺活量を思い出す。通常3500~4500位だが,5000位ある。これは,家系らしいが,といって呼吸が深いわけではない。ただ,先だって,ある交流の場で,気功をやるというセラピストから,後5年のうちに,胸に重大な支障が起きる,と脅された。それってなんだろう,と気になっている。

さて,今回,ボディサイコセラピー入門講座の第6回に参加してきた。

http://www.rhythmtherapy.jp/201302_bodypsychotherapy.pdf

今回のテーマは,胸部と腕。感情とエネルギーのセンター。両者を隔てる横隔膜がリラックスしていると,両者がつながる。リラックスした呼吸は,中心感覚を生むのだという。

感情とエネルギーのセンターはハートと腹。腹が力で,胸は愛。胸部は繊細,腹部には力がある。愛は腹の力で与えられる。呼吸を変えることで自律神経に変化を与えられる,とライヒは言っているそうだ。呼吸を扱うことは感情を扱うこと。呼吸の調整と感情の調整は関連がある。呼気は感情の表現。吸気は感情の保持。そして腕はハートの延長線上にあり,ハートの感情は腕を通して表現される。

あまり感情を抑え込む方ではないつもりだが,感情の表出は下手だ。アサーティブ流にいうと,ぎりぎりまで我慢するので,一気に爆発することがある。小出しにしておけば,もっと楽なのかもしれない。その意味では,呼気に問題がある。吸い込むばかりが過多なのかも知れない。逆に諦めというのは,吐くのが過多,吸うのが少ない。なんだか,ため息を連想させる。

ライヒは,何をしていいかわからなければ呼吸を見る,といったそうだが,相手の息遣いを計ると,相手とのつながる一筋を感じることがある。

ハートのセンターの中心的機能は,慈悲。

慈悲には二種類ある,というのは前にも書いたことがある。

往相の慈悲
還相の慈悲

前者は,聖道門。聖道の慈悲は,目の前で困っている人を救おうとする。しかし人には救いきれない。で浄土へいく。
後者は,浄土門。浄土の慈悲は,浄土から還ってきて大慈悲心を発揮する。これを,二者択一ではなく,課題の二重性ととらえ,自分への往還と考える。人を慈しむことで,それが,その先で,自分への慈しみとして再現する,と。

慈悲は,いわば呼気。吸うばかりでは,感情が保持され続ける。怒りはたまり,悲しみは蓄積される。いってみると,バランスには違いないが,深く吐くためには,深く吸う必要がある。深く吸うためには,深く吐かなくてはならない。呼吸の深さは,その人のバランスの良さを示すだけでなく,感情の均衡がとれている。

時に浅くなっている時は,緊張しているか,こわばっている。深呼吸ひとつで,少し自分の中が動く。

腕は,ハートセンターにある感情を表現する。いわばハートの延長線上。腕がどこまで伸びるかは,自我の尺度となる。自分の意思を表現することと関連するそうだ。

ワークで,「やるぞ!」という意志を,組になった相手に伝えることをしたが,それが,なかなか「伝わった!」と言ってもらえない。声の大きさ,こぶしの力の入れ方ではなく,相手に体ごと向けていくエネルギーの集中というのか,カメハメ波のような収斂させるものが必要なのだろう。なかなか,自分の腕を通しての思いの表現が相手に届かず,贄川さんに指摘されて,前に出しているつもりで,こぶしを,握った拍子に手前に引いていた。と同時に,こちらの表情,目線が,相手に収斂していたかどうか,も問題かもしれない。

で思い出したのは,ずいぶん昔,ボイストレーニングに行った時,インストラクターが,相手に届くように,相手を意識して声を出すと言っていた。その意味で,声の力ではなく,目と表情の力の方が強いのかもしれない。

自分は,ワークショップを通して,感覚の海にずっと浸かっていられず,頻繁に,そこから浮いて出た。その分胸部の繊細な感覚を味わうことがしきれなかった。たぶん,自分の慈悲に照れてしまうのだろう。ただ感じたのは,たとえばアイコンタクトしてすれ違うだけなら耐えられるが,10秒と設定されると,その間自分の中に起きるさざなみは,人毎に違う。それを掘り下げたわけではないが,胸部の障害とつながるのかもしれない。

胸部の中心的機能は慈悲は,「深く愛する」「人間的絆をつくる」。しかし,それに関わる二つの障害がある。

①絆が強すぎて,関係に溺れ,人に溶け合って個性が発揮できない
②絆が弱くて,無関心で表面的,一時的な関係しかつくれない

この②が自分の中にある,という意識が,目線から逃げ出したい衝動を引き起こす。自分に思いがなければ,平然と見返す。しかし内に起こるものがあると,そうはいかなくなる。その時,たぶん呼吸が浅くなっているのだろう。

自我は脳かもしれないが,自己はおなかと関係する。呼吸がリラックスするほど,腹と胸がつながり,「中心感覚を生む」というのは,そこにエネルギーのセンターがあるからだろう。それは,次の課題。



今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm

#ボディサイコセラピー
#アサーティブ
#胸
#腕
#ハートセンター
#慈悲



posted by Toshi at 04:34
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