2013年11月18日

基礎



先日,JCAK勉強会「コーチング基礎編・コーチング・セッションの流れ」(ファシリテーションテータ:福島規久夫・島村優子の両コーチ)に参加してきた。

あまり基礎とかきちんとした勉強が嫌いで,すぐ我流に走る性癖があり,良し悪しは別に,自分を定点観察するためには,きちんとした基礎訓練の場に参加して,歪み度を確かめることは必要のような気がした。

特にコーチングフローについては,ほとんど意識しないことが多い。じゃあ何をコーチングしているのか。クライアントが欲していることだ,というのが自分の中から出たことだ。

かつて,よく,

ブレーキとアクセルを同時に踏んでいる,

ということをよく言われた。そんな時にアクセルについて話しても意味がない。ブレーキを踏んでいるということは,まだ行きたい気持ちがあっても行かせない何かが自分の中にある。それに焦点をあてる方が優先になる。

まあともかく,今回の目的は,「おしゃべりからコーチング・セッションへ」となっている。では,そもそもコーチングとは何か。初体験の方もいたせいか,そのことについて発言することを求められるところからスタートした。

たとえば,

やりたいことを実現するのを手助けする,

あるいは,

行きたいところへ一緒に行く(伴走する)

というのが一つの答えだ。それは,行動や成果に焦点をあてることだが,そこに焦点をあてないで,,

普通の人は自己対話している。その対話は,花びらをむしっても「くる,こない」というのと似た,堂々巡りの発想になる。そこに,メタ・ポジションあるいは外の視点から,その対話に加わることで,その対話の馴れ,あるいは対話の循環にくさびを打ち込む,たとえば,要約,フィードバックによって,自己確認を促す,そうすることで,自分の対話が悪循環から好循環に転ずる,そのトリガー役として,それがしやすい環境を整える,

というと,意識内のことに焦点をあてる。例えば,

鏡,

というのもその類だ。どれが正しいということはないが,コーチの答えの中に,その人のコーチングの仕方が反映されている。そういう答え方でなくては,コーチングとはへの答えとしては教科書や一般論になる。ここで求められているのは,自分のコーチングスタイルの言語化でなくてはならない。

では,今回のテーマである「コーチング・フロー」とは何か。

福島コーチは,レジュメでこうまとめた。

1.会話を始める コーチングを始めるに当たりアイスブレークをし,これからコーチングを始めることを確認する
2扱うテーマの確認と明確化 .何を話したいか,話し終わった後にどうなりたいかを確認する
3.現状の明確化 いま現在どうなっているかを明確にする
4.ゴールセッティング 扱うテーマについて,どんな状態になっていたいかを明確にする
5.ギャップの明確化 現状と望ましい状態との間に生ずるギャップ,またそのギャップの原因を洗い出す
6.具体的な行動 ギャブを埋めるために必要な行動を決定する
7.会話をまとめる 話してみてどうだったか,何に気づいたか,セッションに関してのエバリュエーションを行う
8.フォローの決定 クライアントが取り組む宿題,次回の予定などを決める

この中で,デモを見ながら気になったのは,テーマの位置づけだ。

例えば,初回なのか,継続なのか,一回限りなのかによって,「話しているテーマ」で,「こういうことができるようになりたい」と話したとする。そのゴールが「そこで言う出来ている状態」なのか,そこへ到達するための一里塚(「そのためにここで明確にしたいこと)なのかがはっきりしないことがある,ということに気づいた。一里塚なら,ゴールはテーマの手段だが,「テーマ」がゴールそのものの場合,そのためにここで目指すものは何かを,改めて絞る必要があることもありうる。実際の場合は,もう少し行きつ戻りつがあるのだろう。

もうひとつ,4と5の間で,

それがなぜ大切なのか,を聞く必要がある,と福島さんはわれた。それを「ゴール」とすることに,その人の価値や大切にしているものがあるからだと思うが,当然,それは,「テーマ」についても言える。

ここで,それを取り上げようとするには,それなりの意味があるに違いない,

ということでいうと,場合によっては,ここで,そのひとの価値に踏み込むことができる場合があるかもしれない。そうすると,当面の「テーマ」は糸口で,大事な課題に焦点が当たることになる。

6の行動との関連で言えば,福島さんがよくすると言われた,

このままやっていて,ゴールに届くと思いますか

という問いは,いい問いかけなのだと感じた。コーチにとっての確認でもあるが,クライアント自身が,それは感じていることの対象化にもなるはずだから。

この後,7分二回,20分一回の,コーチング・セッションを繰り返したが,練習を通して気づいたことがある。

最初クライアント役がテーマを語っているところに,すべての鍵がある,

ということだ。継続しているセッションは別かもしれないが,一回限りのこういうセッションでは,

語っているテーマそのものにも,

あるいは語っている中身(の選び方,それの取り上げ方,関係の描写の仕方,視点の取り方等々)にも,

あるいは,それを語る語り方の中にも,

あるいは,クライアントの言葉遣い,言葉のえらび方の中に,

あるいはそう語るクライアントの思いや感情の中に,

コーチとして切り込む切り口がある。それを見逃したために,延々セッションをしてしまうということになっているのではないか。

そんなことを強く感じた。それは,コーチのクライアントへの向き合い方で決まる,という気がした。

内容を聞くことはもちろん必要で,その選び方,描き方と同時に,

それを語るクライアントその人に何が現れているか,

表情とか身ぶりもそうだが,語り口,言葉遣い,言葉の選択の仕方,に鍵がある,という気がした。

つくづく,自分のへたくそ加減が顕在化する場ではあった。

今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm



#コーチング
#コーチ
#コーチング・セッション
#コーチングフロー
#テーマ
#目標
#振り返り


posted by Toshi at 05:51
"基礎"へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: