2014年04月21日

受身


JCAK川本恵神奈川チャプターの,「第8回 コーチング解体新書」に参加してきた。

http://kokucheese.com/event/index/159484/

今回のゲストコーチは,川本恵コーチ。

会の趣旨は,案内によると,

コーチング解体新書はゲストコーチによるコーチング・セッションを拝見しつつ, 「何に気づき何をしたことが機能したのか」を,ゲストコーチや参加者の皆さんと一緒にディスカッションしながら,三井紀代子コーチのファシリテーションと解説で解き明かしていく,

というもの。今回は,二人のクライアント役のひととの,コーチング・セッションを2回拝見させていただいた。

今回,3回目の参加になる。

どんなコーチング・セッションか,よりは,そこで自分が感じたことをまとめておきたい。まあ,

「ちょっとだけ」コーチ,

なので,思っていることと,できているととが,なかなか一致できていないが,一番感じたのは,

コーチの姿勢

である。クライアント役二人は,全くタイプも,テーマも違ったが,コーチング・スタイルは,

テンポも,

姿勢も,

応答も,

まったくといっていいほど,違っていた。というか,クライアントに合わせて,あえて言えば,

ペーシング,

なのだが,それだと単なる技法ということになるが,むしろ,そこに,

コーチとしてのあり方,

コーチとしての関わり方,

コーチとしての姿勢,

がある故だと感じる。

川本コーチがよく口にされるのは,

人は,それぞれたく思考方法が違う,

ということで,それにすごく興味があり,

クライアントの考え方を知ろうとする,

と言われる。もうひとつは,コーチング(セッション)は,

クライアントが考える場(環境)を用意する,

ということだ。で,そこから,

考え,答えを出し,行動するのは,クライアント自身である,

ということになる。その意味では,

2つのセッションで,まったくコーチの関わり方が違ったのは,

クライアントの思考方法,

クライアントの佇まい,

クライアントの振る舞い,

が全く違ったから,それに合わせていかなくては,クライアントの考えるステージにならない,ということが意識されている(自然に見えたが)からなのだと思う。

だから,当然クライアントが求めているものを現実化するために,クライアント自身に考える視点を質問の形でするけれども,あくまで,クライアントの思考方法に沿っていく,と見える。

だからと言って,それをただ受け入れるわけではない。

その考え方は役に立っていますか,

ときにそう問いかけて,クライアントの思考スタイルそのものを対象化する。

コーチングが上手くいかないのは,コーチが何かしようとしたとき,

というニュアンスのことを言われたが,それは,コーチが,たとえば,

何とかして解決してやろう,

一緒に考えてやろう,

何とか役立ちたい,

という思いで,前のめりに,こっちがあれこれ考えて,クライアントに,

質問したり,
状況を聴き質したり,
視点を変えようとしたり,

等々と,こちらから仕掛けていくことだ。後で(懇親会の場で)「合気道」に喩えた方がいらしたが,こちらから仕掛けず,クライアントの動きに対応していく,合気道の受け身の姿勢といっていい。クライアント自身が,自分の置かれている状況は一番わかっている,だから,

どうすべきかの答えを,クライアント以上に出せる人はいない,

のである。それを信じていないから,コーチが前のめりになる。

そこで思うのは,クライアントの思考方法とは,

クライアントの自己対話の仕方,

なのだと思う。とすると,

堂々巡りをしているか,
同じ轍を何度も踏んでいるか,
土壺にはまっているか,

いずれにしろ,その状態はクライアントの問題であって,コーチの問題ではない。ましてそれをどう脱出するかの答えは,クライアントしか出せない,その答えを出すのに,どんな風に考えたらいいか,その切り口をコーチは提案するだけである。だから,

その考えは役に立っていますか,

という問いもあるし,コーチが質問して,クライアントが答えづらそうなら,

いまの質問は役に立ちますか,

と問うこともある。最後に,ひとつのセッションの終りで,

もういまできている,

というメッセージを伝えられた。それを,クライアントへの,

励まし,

と言われたが,ある意味,CTIで言う,

認知,

になっている。CTIでは,認知を,

(コーチが見た)その人の強みや良さを,本人に伝えること,

とあるが,まさに,コーチからのクライアントの持つ可能性の顕在化・言語化である。それもまた,

クライアントを信じている,

という表明になる。




今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm

posted by Toshi at 05:30
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