2014年09月19日

嘲る


嘲るというか,

せせら笑う

というか。国会答弁で,為政者が,質問者を嘲笑い,

もう何べんも,何べんも,何べんもお答えしました,

とおちょくるような言い方をする。これが,そのままネトウヨで見られる。

放射脳

といって嘲る。多分,両者の心性は,地続きなのだろう。ぼくも,ブログで恫喝というか脅迫された。その経緯は,

http://ppnetwork.seesaa.net/article/403646192.html

で書いた。

たぶん,相手には,嘲る根拠はない。ないが,嘲ることで,相手を見下ろしたことになる。事実としてではなく,そういう境地になれるらしい。

嘲るは,

「アザケ(毒々しい様子)+ル」

で,馬鹿にして悪く言ったり,嗤ったりする意という。

アザムク
アザワラウ

と同根の動詞らしい。

相手をあざける,とは,

相手を見下ろす

ことが出来て初めて可能だ。それは,相手自身の言動か,相手自身のありようか,相手自身の出自か,何はともあれ,おのれより下に見る要素があれば,相手を見下す。

追従も似ているのかもしれない。ちょうど裏返しの心性か。追従は,

相手を実際より持ち上げてその気にさせる,その分自分をダウンさせながら,実際には,相手を支配し,勘違いしている相手を見下す,

ということだ。それもまた,嘲りの対象になる。いずれも,等身大で,きちんと向き合おうとしないところでは同じだ。しかし,それにしても,

何のために?

それは,おのれをその分アップできるからだ。だから,逆に言うと,相手を見下す材料を見つけさえすれば,

それが言葉尻でも,事実の誤認でも,知識不足でも,誤字でも脱字でも,識字でも,顔でも,出自でも,服装でも,振る舞いでも,勘違いでも,言い間違いでも,

何でも構わない。

放射脳

ということで,放射能を真摯に問題にしている人を嘲笑う。あるいは,最近は,

反日

が嘲笑の言葉らしい(反戦も,反原発も,反秘密保護法も,反人種差別も,反基地も,皆反日でくくられる。恐ろしいのは,そのうち,そういう批判そのものが反日となっていく風潮だ)。

それが事実かどうかではない。そういう心理状態に立つことが必要なのだろう,と憶測するしか,僕には理解不能の心性だ。蔓延する,嫌韓,嫌中もその伝だ。

例えば,一国のトップが,国会での質問に立った議員に対して,

(もうそのことは)何回も,何回も,何回も,申し上げました

ということで,それを理解しない相手をあざける材料とする。しかし,国会とは,それがたとえ同じ質問であったとしても,それについて,真摯に答えて,国民に明らかにするために,有給で,開かれているなどという正論は,この際脇に置く。

だとしても,まずいくつかの噓がある。

何回も,何回も,何回も,

と繰り返すほど説明したとは思えない。仮に説明しても,相手に伝わらなければ,伝えた側の責任である。ま,しかし,この程度の人間に責任などと言っても仕方がない。大事なのは,

何回も,何回も,何回も,

と繰り返すことで,自分にもそう思い込ませ,そう思い込むことで,相手を下に見る根拠を自分で造りだしている,自己欺瞞というか,自己催眠なのではないか。

そして,「言った」というのも,

言ったところで,伝わらなければ,あるいは,相手が理解しなければ,言ったことにはならない,

等々という,コミュニケーションや議論の当たり前が全く通用せず,本人が,

言った,

と思い込むことで,それを理解できない,あるいは,すでに言ったのに,またぞろ繰り返す相手を貶める材料にしている。

まるで子供である。

言ったじゃないか,

聞いていない,

という水掛け論が上司部下でも,上位者下位者でも,起きたときは,

言ったとする上位者のコミュニケーションミスである,

というのが原則である。コミュニケーションとは,

伝わったことが伝えたことである,

つまり,言ったと言い張っても,聞いていないと言われたら,言っていないのと同じなのである。まして大事な国会論戦である。

しかし,言ったと言い張って,説明しようとしない。

ガキと同じである,でなければ,病気である。

どうも,見ていると,

丁寧に説明する

説明不足

というだけで,で説明した気分になっているらしいのである。でなければ,被爆者との懇談で,説明する絶好の機会に,ただ同じことを繰り返し,納得しないという反応に,

見解の相違

という切り捨てる言い方はしない。見解の相違もなにも,相違を詳らかに議論をしたとは思えないのである。

どうやら,一回何か言うことが,

説明した

という意味と見なしていると捉えなければ,理解不能である。

そう考えると,見下す根拠がないのに,見下せるのは,

一回言ったのに(自分的には何度も説明したという意味),理解しないで,反対する奴は,

と見なているとしか言いようはない。

とんでもない人間がトップになっている。果たして,外遊して何を話しているのだか,はなはだ心もとない。お金を背負ていくので,それだけで見下しているのかもしれない。





今日のアイデア;
http://www.d1.dion.ne.jp/~ppnet/idea00.htm

posted by Toshi at 04:58
"嘲る"へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: